CASE症例

2023.12.24歯科症例

前歯を全体的にセラミック治療できれいにした症例

ご相談内容

  • 見た目を綺麗にしたい
  • 古い前歯のかぶせものをやり直したい

カウンセリング・診断結果

  • 上の前歯4本は状態が悪く、保存不可能な状態
  • インプラント治療を考慮した方が良い
  • ロングスパンのブリッジ(欠損歯を補う被せ物)も可能であるが、定期的な咬合調整とメンテナンスが必須
  • 色の表現は下の前歯に合わせる
  • セラミックの被せ物を守るため、下にマウスピースを装着して寝る習慣を身につけてもらう

行ったご提案・治療内容

上の前歯を含めた8本のセラミック治療

術後の経過・現在のご様子

上の前歯4本は保存不可能の状態であったため抜歯させていただきました。抜歯後の治癒の期間に、仮の歯を入れ、噛み合わせや形などを細かく調整しました。6ヶ月間仮歯で安定したのを確認し、それをコピーするような形で、セラミックの被せ物を作成しました。色は下の前歯を参考にして、できるだけ天然の歯のように仕上げてもらいました。

この治療のリスクについて

  • 長期間仮歯の期間があるため、食事に気を使わなくてはいけない
  • 治療回数がかかる
  • ホワイトニングしても白くならない
  • 過度な力がかかると割れたり、脱離する可能性がある
  • 就寝時、セラミックの被せ物の保護のためマウスピースの装着が必要
  • 定期的に噛み合わせのチェックとメンテナンスが必要

年齢・性別:50代、女性
診療種別:自由診療
治療期間の目安:6ヶ月
治療費総額の目安:700,000円(税別)

安藤雄基先生よりひとこと

今回の症例は前歯を含めた8本のロングスパンのブリッジのため噛み合わせの調整が非常に重要となります。安定する噛み合わせを見つけるのに苦労し、仮歯を3つ作成しました。納得する形と噛み合わせが得られたところで、それをコピーしセラミックの被せ物に置き換えました。人の噛み合わせは常に変化するので、長期的に持たせようとすると定期的な咬合調整が必要となります。力学的に心配な設計ではありますが、アフターフォローをしっかりしていきたいと思っております。