光老化とは。
みなさんこんにちは。
あんどう歯科・美容皮フ科の安藤かおりです。
最近はめっきり涼しくなり日差しも夏より落ち着いてきましたね。
日差しが弱くなったこの時期でも常に日焼け対策をしているのでよくスタッフや家族にもすごい恰好だねと指摘されます。
皆さま日焼け対策はされていますか?
今回から数回にわけては私の趣味である「いかに日焼けしないようにするか」をお話ししていこうと思います。
まずはなぜ日焼けしないほうが良いか?です。
もちろんある程度の日光はビタミンD合成の観点からも必要なのですが、、
ここではそれは一旦置いといて日焼けによる老化について説明していきましょう。
老化には自然老化と光老化があり、肌のしわやたるみ、シミといった老化の原因の8割は光老化が占めるといわれています。
とても有名な論文の画像でアメリカで28年間タクシー運転手をされていた方の写真があります。
引用:New England Journal of Medicine, 2012
紫外線がよく当たっていた左顔面に深いしわとたるみ、シミが顕著にみられています。
紫外線老化というとシミのイメージが強くありますが実はしわやたるみにも深くかかわっているのです。
加齢による老化では皮膚の厚さや色は薄くなる方向に進むのですが光老化では紫外線からの防御機能として角質が分厚くごわごわとなり皮膚の深くにありハリを保つ弾性繊維が紫外線によって破壊されしわやたるみが生じてしまいます。
実際に皮膚の一部を切り取って標本にすると皮膚の深いところにある真皮が日光変性といって変化してしまっているのがわかります。
また、角質が分厚くなり肌のターンオーバーがうまくいかないと本来排出されるはずであった色素が表皮にとどまりシミとして定着してしまいます。
シミやしわ、たるみを予防するためには日焼け対策がとても重要だということが伝わったでしょうか?
日焼け対策は一番手軽にできる美容法だと私は思っています。
次回は私が実際にしている日焼け対策についてお話ししようと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!