✨ホワイトニング✨歯磨き粉について
新年、明けましておめでとうございます㊗️
あんどう歯科・美容皮フ科、歯科医師の安藤雄基です。
今回は、ホワイトニングと歯磨き粉について書きたいと思います。
白い歯は、その人の笑顔を素敵にして、清潔感を与えることができます。
ハリウッドスターやモデル、韓国のアイドルは皆、白い歯で、綺麗な歯並びが当たり前。その影響力は絶大で、人々の白い歯の憧れは昔と比べ、強く感じるようになりました。
白い歯にするため、ホワイトニングは社会に広く浸透しています。
現在、歯科医院に行かなくても、低価格帯で気軽に通えるホワイトニングサロンがあり、通販サイトでホワイトニング剤を購入し、自分でホワイトニングをすることもできまます。歯磨き粉に至っては、ホワイトニング効果を謳った商品が市場に溢れています。
お金をかけずに、自分の好きなタイミングでホワイトニングをしたいというニーズが高まってきています。
歯を白くすることに対して、私は、歯に興味を持ってもらい本当に嬉しいし、協力をしたいと思っています。
歯の専門家として、正しい知識を皆様に届け、自分に合ったホワイトニングをしていただき、素敵な白い歯を獲得することを応援をしたいと思っています。
まず、歯を白くする行為として、ホワイトニングとクリーニングがあります。
実は、ホワイトニングとクリーニングは、似ているようで全く違います。
- ホワイトニング:歯の中にある色素を分解する
- クリーニング:歯の表面の汚れを落とす
クリーニングは歯に付着した汚れをキレイにするイメージです。ホワイトニングは漂白と言い換えることができます。
例えば、洋服にコーヒーやカレーをこぼしてしまったとき、こぼした直後に洗濯したり、拭き取ればある程度、色を落とせます。色が付着する前にクリーニングするときれいになるのが、歯に関しても同じことがいえます。
逆に、コーヒーが洋服について数時間経つと、色が付着してしまい、拭き取っただけでは落とせません。このような場合は、漂白剤などを用いることで白くできます。これがホワイトニングです。
ホワイトニングとクリーニングは全く違います。
ここで、ホワイトニング効果のある歯磨き粉について考えてみましょう。
歯が白くなることを期待して、利用している人も多いと思います。
しかし、ホワイトニング用歯磨き粉は、研磨剤を利用して歯を白くする方法です。漂白するわけではなく、歯の表面についた汚れを削り取っているだけです。
研磨剤:炭酸カルシウム、リン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、シリカなど
一見、汚れが落ちて、歯が白くなっているように見えますが、研磨剤により歯の表面が傷だらけになってしまいます。
歯が削れると悪いことが起こる可能性がありあます。
- 歯の表面の傷に汚れが入り込み、着色しやすくなる
- 歯の内部は象牙質という黄色っぽい部分があり歯の表面が削れていくとその色が歯に反映されてしまう(歯が黄色味がかってくる)
- 歯が削れ、知覚過敏になる
- ホワイトニング後、痛くなりやすい
歯を白くしたいのであれば、歯磨き粉はクリーニングはできてもホワイトニングは出来ないと思ってください。
毎日口に入れるものなので、歯磨き粉選びは個人的にかなり気をつけています。
歯が削れるのが嫌だからといって、研磨剤フリーのもの使い続けると、着色が沈着し、歯の色がくすんで見えてしまいます。特にコーヒーや紅茶、ワインなど日常的に飲む方は、ステインの沈着が目に見えて分かり、正直、研磨剤が入っている歯磨き粉に頼らざるをえない部分があります。
また、電動歯ブラシを使用する方が増えています。
研磨剤入りの歯磨き粉を使用して、強い圧で毎日ブラッシングすると、歯を削るリスクが高まり、知覚過敏を発症する原因となります。
歯磨き粉は、私自身、ステイン除去用(研磨剤入り)、フッ素入り研磨剤フリーのもの、歯周病予防用の3つを使い分けています。歯ブラシは手用歯ブラシと電動歯ブラシを使用しています。
現在、アメリカをはじめ海外では環境や人体に害があると示唆されている界面活性剤やフッ素を含まない歯磨き粉が注目されています。
私自身、最近、歯磨き粉について勉強し、知識のアップデートをしたところ、気になる商品をいくつか見つけました。世界のトレンドに追いつくため、実際に使用してみて、良い結果を得ることができれば、皆様におすすめしたいと考えています。
最後まで、読んでいただきありがとうございました🤗
ホワイトニングについて、また記事を書こうと思っています。今後ともよろしくお願いいたします✨
安藤雄基でした😄