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2023.09.12歯科BLOG

小児矯正はいつから始めるのが正解?【信頼できる歯医者を探すコツとは】

あんどう歯科・美容皮フ科がおすすめする小児矯正

子どもも大人も歯科矯正をする人が増えています。とはいえ、歯科矯正は方法がたくさんあり、高額で治療には数年かかります。子供のうちから早期に矯正治療を開始するべきなのか?いつから、どんな治療方法で行えば良いか?よく聞かれる小児矯正治療へのご質問にお答えします。


【目次】

・歯科矯正は子供のうちからするのが正解?

・あんどう歯科・美容皮フ科の小児矯正治療は具体的にどのようなことをするの?

・矯正するときの注意点は具体的にどんなことがあるの?

・信頼できる小児矯正治療ができる歯医者を見つけるにはどうしたらいいの?

・まとめ

・アクセス


 Q:歯科矯正は子どもうちからするのが正解?

A: 早ければ早い方が良いという考えは禁物。その子の成長に合わせたタイミングで。

小児矯正は「早ければ早い方が良い」わけではありません。その子に合わせた顔の成長やお口の中の状況で治療するタイミングが違います。また、子どもの矯正治療は長期間に及ぶため、その子の性格やライフスタイルなど総合的に判断する必要があります。最近多いのが、お友だちが歯科矯正を始めたので、うちの子も」というお母さんたちです。欧米では、永久歯が生えそろった10代後半から歯科矯正をするのが一般的ですが、日本の場合、「矯正は早ければ早いほどいい」「子どものうちから矯正をしたほうがいい」と思い込んでいる親御さんが多くみられます。

「〜歳になったから、歯科矯正を」と画一的に考えるのは、あまりおすすめできません。顎の骨が成長途中ということは、歯の土台が動くということ。適切なタイミングで適切な治療をしないと、結局、矯正に必要以上の年月がかかったり、歯並びがきれいにならないことが起きてしまいます。

子どものうちから矯正をするメリットが大きいケースとしては、

  • 上アゴと下アゴの骨格のバランスが悪い
  • 歯が大きくアゴの骨の成長がうまくいっていない
  • アゴの成長に悪影響を及ぼす癖(口呼吸や舌突出癖など)を治す必要がある

などがあります。しかし、それ以外の場合は、個人的には子どもの矯正を急ぐメリットはあまりないと考えています。

周りの子どもが矯正を始めると、「うちの子も」と焦りがちですが、まずはしっかり情報収集をして、子どもの成長のスピードに合わせた治療をしてくれる、信頼できる歯医者さんに相談することが大切です。親が子どもの歯並びにあまり神経質にならないことが、成長に合わせたその子にとってベストな方法を見つけることがポイントだと思います。


Q:あんどう歯科・美容皮フ科の小児矯正治療は具体的にどのようなことをするの?

①マイオブレース

始める年齢:7〜8歳くらい

治療期間:2〜3年

費用の目安:30〜45万円

<特徴>

成長期における子どもたちの筋機能の習癖を改善するための装置です。ブラケットやワイヤーを用いない矯正治療です。この装置を用いることで、子どもたちの良いお顔の成長発達につながり、口呼吸を是正し、正しい鼻呼吸を身につけ、舌が上顎に正しく位置するよう効果的に訓練することができます。

②拡大装置

始める年齢:8〜10歳くらい

費用の目安:30〜40万円

<特徴>

ねじ式の拡大装置を口の中に入れて、アゴを広げることで歯が並ぶスペースを獲得することができます。食事や歯みがきなどでの付け外しができる装置から口の中にずっと固定したままの装置もあります。また、アゴの拡大を目的とした装置は、ねじ式の他にワイヤーの弾力を利用したものもあり、その子のお口の中の状況や協力度などみて装置を選択していきます。

③ワイヤーブラケット

始める年齢:10〜13歳

費用の目安:30〜40万円

<特徴>

永久歯が全て揃う前に、前歯のみにブラケットをつけワイヤーの弾力を利用して歯並びを改善していきます。細かな調整が可能で、確実に前歯の歯並びをきれいにしていきます。永久歯がスムーズに生え変わりが進むようスペースの管理も行います。


Q:矯正するときの注意点は具体的にどんなことがあるの?

A:子どもにとって精神的なストレスと物理的な負担、そして親御さんも。

矯正は口の中に器具を入れるため、子どもの負担はとても大きくなります。さらに長期間にわたる治療、高額な費用、定期的な通院など親子ともに物理的な負担もあります。また、矯正終了後も、歯が元の状態に戻るのを防ぐため、リテーナーという保定装置を装着する必要があります。リテーナーの装着期間は、治療期間や使用した装置にもよりますが、最低2年間は装着する必要があります。

本人のやる気や癖、生活習慣の改善が必要な場合も多く、治療へのモチベーションが続かない場合もあります。できるだけ、その子のやる気を出してもらえるよう様々な働きかけをしますが、親御さんの協力なしでは小児矯正治療はうまくいかないことが多いです。

子どもの成長や家族のコミュニケーションが大きな影響を与えるので、矯正を考えるときは、それらのリスクと子どもの性格を総合的に考えてタイミングを見計らうと良いと思います。


Q:信頼できる小児矯正治療ができる歯医者を見つけるにはどうしたらいいの?

A:実際に歯医者さんにいき、話を聞いて納得できる治療をしてくれるところを選びましょう。

まずは、かかりつけの歯医者に相談したり、矯正を行う歯科医院をいくつか回って話を聞いてみてください。ママ友や周囲の評判が良い、治療件数が多いことも一つの判断基準ではありますが、それが自分の子に最適とは限りません。通いやすい立地や、納得のいく治療方法、費用など様々なことを考えた上で慎重に矯正を行う歯医者さんを選んでください。SNSやインターネットだけの情報を鵜呑みにせず、必ず自分の目で見て話を聞き、我が子に合う矯正のタイミングと治療方法を判断しましょう。


まとめ

矯正にはいろいろな方法があり、歯科医師の考え方もそれぞれです。大切なのは、自分の子どものお口の状態や成長具合、さらには性格やライフスタイルも考えて、親子で納得できる方法を見つけることです。友だちが良かった方法でも、その子に合うとは限りません。矯正は一生にかかわる治療だけに、長い目で、子どもにとって一番よい方法を選択してあげましょう。

また、きれいな歯並びと健康な歯を保つことは、人生をより豊かにします。小児矯正治療を考えている親御さん達に少しでもお役立てるよう、これからも確かな情報を発信していきたいと思っております。


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