歯科BLOG

2023.10.26歯科BLOG

すきっ歯(正中離開)をダイレクトボンディングで改善

前歯のすきっ歯(正中離開)をダイレクトボンディング治療で改善した症例

記事監修:歯科医師 安藤雄基(あんどう歯科・美容皮フ科)


<ご相談内容>

・前歯のすきっ歯を改善したい

・ダイレクトボンディングをしてみたい

<カウンセリング・診断結果>

・虫歯はない

・歯の軸が2本とも外側に傾いている

・右上の前歯に他院で白い詰め物の治療してある

・1mm程度の隙間

・噛み合わせが深い

ダイレクトボンディングで前歯の隙間を埋め、形態を修正することを提案しました。歯の軸が外側に傾いているため、隙間を埋めると歯が大きく感じる可能性があります。治療後、希望があれば形態修正して大きさを調整します。また、噛み合わせが深いため場合によっては、下の前歯の先端を丸める必要があることも説明しました。事前に仕上がりをシュミレーションした模型を確認していただいてから、治療にあたります。


<行ったご提案・治療内容>

・左右上の前歯のダイレクトボンディング

<術後の経過・現在のご様子>

歯の傾きを補正するため、正中を真っ直ぐ、歯と歯を面で接触するよう工夫して詰めました。やはり隙間を埋め、傾きを補正した分、歯が大きく見えます。患者様はこのままで大丈夫とのことで追加の形態修正は希望されませんでした。詰めたところの破折予防で下の前歯の尖っている部分を少し丸めさせていただきました。


<この治療のリスクについて>

・負担をかけると、破折のリスクがある

・経年的に変色する可能性がある

・ホワイトニングしても白くならない


年齢・性別:30代、男性

診療種別:自由診療

治療回数の目安:1回

治療費総額の目安:40,000円(税別)


安藤雄基先生よりひとこと

前歯のすきっ歯は単純に隙間を埋めれば良いという訳ではありません。歯の傾きや大きさ、噛み合わせなどを考慮し、美しく仕上げる能力が試されます。そのため、事前のシュミレーションがとても大切です。歯は全く削らないため歯のダメージは小さいですが、下手に詰めると清掃性が悪くなり、すぐに着色し虫歯になります。詰める治療はとてもシンプルに思えますが、実は奥深く、高度なテクニックかいる繊細な治療なんです。色合わせもいつも神経を使い、何色も重ねてその方が持つ、独特な色合いを再現しています。ダイレクトボンディングにご興味のある方、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。


◇アクセス

あんどう歯科・美容皮フ科

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名古屋市昭和区東畑町1-40-9

052-734-7997

駐車場:6台

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