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2023.10.21歯科BLOG

歯科矯正はリスクを知って選びましょう

歯科矯正はリスクを知って選びましょう

監修:歯科医師 安藤雄基(あんどう歯科・美容皮フ科)


歯科矯正をする方が増えています

目立ちにくい矯正装置が裾野を広げたことに加え、コロナ禍のマスク生活がハードルを下げた影響により、矯正治療を受ける方が増えています。一方で契約や施術を巡る相談も報告されています。患者自らが矯正の仕組みや歯医者などをよく調べ、リスクを知って治療に臨む姿勢が求められています。

矯正治療によるトラブルにご注意を

裾野が広がった一方で、矯正に関する相談件数も増えています。全国の消費者生活センターに寄せられた歯科矯正に関する相談は22年に3212件と、20年比で約500件多くなっています。

治療効果を出し健康被害を防ぐためには、歯科医師が計画を適切に判断できることが重要です。日本臨床矯正歯科学会では、「見た目の美しさより重要なのは歯の噛み合わせ。噛み合わせが悪くなると、歯の寿命を縮め、頭痛や胃腸炎などの全身の疾患に関与する可能性もある」と指摘しています。

日本矯正歯科学会は22年、マウスピース矯正に関する患者からの問い合わせが殺到しているとした上で、細やかな治療が受けられる歯科医院や装置を選択することを推奨しているという声明を出しました。歯科矯正を臨む方は自分の症状と治療方針が合っているかをインターネットや実際に歯医者さんに相談した上で、治療期間や治療にかかる費用も含め、疑問がなくなるまで歯科医師に聞き、納得してから治療の契約をしましょう。


消費生活センターなどに寄せられた歯科矯正の相談

<10歳代>

娘が歯医者で矯正治療を受けているが、金具が原因で歯ぐきが腫れ高熱が出た。歯科医の対応に納得がいかない。

<20歳代>

半年前からマウスピース矯正で治療を受けている。すべての歯が削られ奥歯が噛み合わず頭痛により途中解約希望。

<50歳代>

歯科矯正の治療で歯科衛生士や歯科医師の対応が不満。器具を当てられ歯が欠けていたことが後からわかった。

<50歳代>

2年前からマウスピース矯正をしており、歯並びはきれいになったが噛み合わせが悪くなり食事も取れない。

(注)消費者庁などの事故情報データバンクシステムから作成


マウスピース矯正のメリットとデメリット

<メリット>

食事の時など自由に着脱でき、歯を磨きやすく口の中を清潔に保ちやすい。矯正中にホワイトニングもできる。

<デメリット>

自分での着脱が可能なため、つけ忘れなどが発生しやすい。歯を動かすスペースを得るために歯を削る必要がある。1日20時間以上つけないといけないので管理が大変。装置の紛失の可能性がある。


ワイヤー矯正のメリットとデメリット

<メリット>

世界で一番メジャーな歯列矯正で、対応している歯医者が多い。自分で取り外しができないため、強制的に歯並びが改善する。

<デメリット>

ワイヤーで歯を動かす際の痛みが発生してしまう。ワイヤーがあることで、歯磨きがしにくく虫歯と歯周病のリスクが高まる。歯の表面に器具を設置するため、目立ってしまう。顎に対して歯が大きい方は、歯を抜かなければいけない場合がある。


まとめ

矯正治療は歯並びの状態によって、治しやすい装置とそうでない装置があったりします。まずは、信頼できる歯医者さんに相談し、自分に合ったベストな治療方法を知ることから始めましょう。


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