歯科BLOG

2023.11.23歯科BLOG

口臭の原因にアプローチしよう!おすすめオーラルケアグッズ紹介

口臭の2大原因に対処

においのもとに作用し予防

オーラルケアへの意識の高まりで、口臭を気にする人が増えています。加えて、コロナ禍のマスクをつけた生活で、より実感することに。実に7割の人が気にしているといいます。

マスクをつけることで口呼吸となり、口腔内が乾燥して唾液が減少すると、歯周病や虫歯の原因となる細菌が繁殖しやすくなるため、口臭が発生するのです。

口臭の原因は匂いの強い食べ物だと思われがちですが、多くは口腔内の問題です。なんと、口臭の原因の9割は、口腔内が原因といわれており、生理的口臭病的口臭に分類されます。


知っておこう!口臭の2大原因

生理的口臭

誰にでもある程度存在し、1日中で自然に増減する一時的な口臭。

通常、身体の自然な生理現象に関連する口臭のことを指します。人体のさまざまなプロセスや機能が口臭の原因となることがあります。

<口腔内の細菌>

口の中にはさまざまな細菌が存在し、これらの細菌が食べかすや飲食物の残りなどを分解することで臭いが発生することがあります。

<唾液の量>

唾液は口臭の予防に役立ちます。寝ている間や水分不足の時など、唾液の分泌が減少すると口臭がする原因となります。

<食べ物の摂取>

強い香りの食べ物やスパイシーな食べ物を摂ることで、しばらくの間口臭が残ることがあります。

<ストレス>

ストレスや緊張状態は、口臭を引き起こす可能性があります。これは唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥することによるものです。

<ホルモンの変化>

特に女性の場合、生理周期や妊娠など、ホルモンの変化が口臭に影響を与えることがあります。

病的口臭

根本的な原因がなくならない限り、持続的に発生する口臭。

病的口臭は、特定の疾患や健康問題に起因する口臭のことを指します。通常、これらの口臭は生理的な原因よりも強烈で持続的です。

<歯周病(歯肉炎)>

口腔内の細菌が歯周ポケットで繁殖し、歯茎を炎症させると、口臭が発生することがあります。

<虫歯>

 虫歯が進行すると、口腔内の細菌が歯の組織を破壊し、臭いを発生させることがあります。

<口腔内感染症>

口腔内の感染症や潰瘍、咽頭炎などがある場合、それが口臭の原因になることがあります。

<消化器系の問題>

胃腸の問題や逆流性食道炎(胃酸が食道に逆流する状態)などが口臭を引き起こすことがあります。

糖尿病>

糖尿病の患者は口臭が強くなることがあります。これは高血糖状態が口腔内の細菌の増殖を促進するためです。

<肝臓疾患>

 肝臓の問題や肝硬変なども口臭の原因になる可能性があります。

<腎臓疾患>

腎臓の問題がある場合、口臭が発生することがあります。

<癌>

 口腔内や喉頭の癌は口臭を引き起こす可能性があります。

 

口臭の原因は様々です。口臭が気になる方は、歯科医師や医師に相談して検査を受けることが重要です。口臭が病的な原因によるものであれば、その原因に対処することで改善が期待できることがあります。


口臭対策でおすすめのオーラルケアグッズ

歯磨き粉と洗口液

歯磨き剤は、原因菌を殺菌する塩化セチルピリジウムが含まれているものがおすすめです!

『大人のトータルケア歯みがきジェル』

歯周病・虫歯・知覚過敏症状・口臭をこれ1本でトータルケアできる歯磨き粉です。

歯面にしっかり密着し唾液に溶けにくい「高密着ジェル」を採用し、磨きはじめから薬用成分を素早く放出する「高リリース機能」のダブル効果で効率的に薬用成分が歯面に行き渡ります。 歯面や修復物にやさしい研磨剤・清掃剤フリーなので、電動歯ブラシで使用することも可能です。味は、ミント味です。

 

洗口液は、殺菌効果が高く、刺激性が少なく続けやすいものがおすすめです!

『ハビットプロ』

歯科医院専売の洗口剤です。

3つの薬用成分が口臭とお口の健康を守ります。

CPC:殺菌成分。原因菌を殺菌し、歯垢の付着を防ぐ。

GK2:抗炎症成分。歯ぐきのハレと炎症を防ぐ。

TXA:出血予防成分。歯肉炎による歯ぐきからの出血を防ぐ。

希釈する必要がなく、そのまま口に含み、20秒うがいするだけ。ノンアルコールで刺激性が少なく、後味がスッキリ爽快です。


まとめ

自分では気づくのが難しい口臭。原因は、起床時、空腹時などに強くなる生理的なものから、歯周病や舌の汚れ、消化不良や糖尿病など病的なものまでさまざまです。口臭が気になるときは舌苔が付着していないかや歯周病、虫歯など、口臭の原因がないか、歯医者さんで検診を受けましょう。口臭対策では、日頃の歯みがきで口腔内を清潔にすることがポイントになります。歯磨き粉や洗口液は、口臭のもとになる細菌の除去が期待できるものがおすすめです。


あんどう歯科・美容皮フ科

Googleマップ

<記事監修>

安藤雄基(歯科医師)

患者様、職員、地域の方々と治療という概念を超え、人生を豊かにしていく関わり方を持てるような歯科医師を目指しています。口臭が気なる方は一度、歯医者さんにご相談することをおすすめします、不安な気持ちが少しでも解消できるよう、虫歯や歯周病治療、お口の中のクリーニングを行い、口臭の原因となる悪い細菌の数を減らすことが大切です。お口の健康を守ることが口臭予防につながると信じています。

<経歴>

平成25年3月愛知学院大学歯学部卒業

平成25年4月岐阜県立多治見病院研修医(歯科)

平成29年6月オレンジ歯科クリニック 勤務

令和 2年7月おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務

令和5年4月名古屋市昭和区であんどう歯科・美容皮フ科を開業