ゼオスキンのセミナーが名古屋で開催されました！
ゼオスキンセミナー in 名古屋
みなさまこんにちは、あんどう歯科・美容皮フ科の皮膚科医 安藤かおりです。
先日名古屋で開催されたゼオスキンのセミナーに参加していきました。
今回の演者の先生は愛知県豊田市で開業されているかすがい皮膚科の春日井一葉先生でした。
春日井先生は前日に東京でも別のセミナーの講師をされており、今朝東京から帰ってきて登壇されるというパワフルな先生です。
講演前の春日井先生と一緒に写真を撮らせていただきました。（写真中央）
今回も受付でばったりあったあすか皮フ科のあすか先生（写真右）と一緒に撮ってます。
春日井先生の透き通るような真っ白のお肌がとても印象的でした。
今回の講演ではゼオスキンの有名な治療プログラムであるセラピューティックだけではなく無理のない日常使いや、他の治療とのコンビネーションについて学びました。
ゼオスキンは皮むけするアクティブな化粧品のイメージが強いですが、今回のセミナーでも一番重要視されていたのはゼオスキンを開発されたオバジ先生が大切にされているGSR（Getting Skin Ready）の考え方でした。
過剰な皮脂は炎症を引き起こすため
GSR
①洗顔 ②角質ケア ③化粧水
で余分は皮脂を取り除き、炎症のない肌の土台を作っていくことの重要性をお話しされていました。
（GSRについては詳しく以前のブログやYouTubeでもお話ししているのでご興味あればご覧ください）
その後は症例をたくさん見せていただきました。
がっつりとセラピューティックと言ってハイドロキノンであるミラミンやミラミックスと薬であるトレチノインを併用して３〜４ヶ月間治療していく方や、日常生活の中でマイルドに皮むけなく綺麗にしていく方、どちらも見せていただきました。
まずはどの方もベースにGSRがあり肌の土台を整えた上で必要なアイテムを増やしていかれていました。
印象的だったのはみなさん数年間の経過がありセラピューティック後もゼオスキンのマイルドなレチノールやハイドロキノンであるミラミンからブライタライブといった美白剤に切り替えができており、綺麗な肌を維持されていることでした。
セラピューティック中はミラミンとトレチノインにより赤みが強く出る方が多いのですが、セラピューティック前に適切にGSRを行い、可能であれば先にレチノール製剤も開始して肌をセラピューティックに向けて整えているためセラピューティック後の赤みが抑えられており素晴らしい治療結果だと思いました。
ゼオスキンは適当に使うと刺激が強く出ることもあり、必ず皮膚科医が皮膚の全層を診断して適切に評価した上でアイテムを選び使用していく必要があります。
（実際に春日井先生も最初は疾患やお悩みごとのアイテムセットを考えられたようですが、結局は一人一人によって適切なアイテムが異なるのでセット売りは使わなかったとおっしゃっていました。これは本当にその通りでゼオスキンは患者様ごとにオーダーメイドでアイテムを選ぶ必要のある化粧品だと思います。）
ネットで買って、あまり肌に合っていないアイテムを使っている方や、適切な使い方ができていない方も度々見かけますが危ないしもったいないなと思ってしまいます。
医療専売品のため少しお高めかもしれませんが、これは医師の診断も含めての価格設定なのかと思っていただけると幸いです。
しっかりと結果の出るゼオスキン、もしご興味持たれたら一度カウンセリングにいらして下さい。
紫外線の弱くなったこの季節はしっかり皮むけするセラピューティックプログラムをするのにもおすすめですよ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
＜記事監修＞
安藤かおり（皮膚科医）
あんどう歯科・美容皮フ科の美容皮膚科を担当します。私はこれまで皮膚科専門医として多くの患者様の診療をしてきました。あらゆる疾患・年齢層の患者様とお会いするうちに保険診療で治療すべき疾患だけでなく、シワ・たるみやしみなどを治療することで患者様の幸福度を上げていきたいと思うようになりました。丁寧なカウンセリングにより患者さま一人ひとりに適したスキンケアや注入治療を中心としたメスを用いないアンチエイジング治療を提供し、みな様の綺麗のお手伝いができたらと思います。毎日鏡を見るのが楽しくなる、そんな前向きな気持ちになるサポートをいたします。
＜経歴＞
平成24年3月 名古屋大学医学部医学科卒業
平成24年4月 名古屋掖済会病院研修医
平成26年4月 名古屋大学医学部附属病院皮膚科入局
平成30年4月 協立総合病院皮膚科 勤務
令和 3年4月 なおみ皮フ科クリニック
あすか皮フ科クリニックにて保険診療、美容診療に携わる
令和５年4月 名古屋市昭和区にてあんどう歯科・美容皮フ科を開業