歯科BLOG

2024.01.02歯科BLOG

変色した前歯をダイレクトボンディングできれいに修復した症例


<ご相談内容>

  • 変色した前歯をきれいにしたい
  • 前歯の形をきれいに修復してほしい

 

<カウンセリング・診断結果>

  • 左上前歯がエナメル質形成不全により、一部エナメル質がなく周囲の歯質と色が違う
  • 外傷が原因なのか元々の形なのか、欠けているように見える
  • 若い患者様なので、できるだけ歯の削除量が少ない治療法を選択
  • 隣の歯と同じ形にするなど、形態について特に希望はない

<行った提案・治療内容>

左上前歯のダイレクトボンディング

<術後の経過・現在のご様子>

変色した部分を削除し、ダイレクトボンディングで修復しました。若い患者様なので、必要最低限の削除量にする必要がありました。隣の歯と色を合わせるため、3層に分けてレジン(プラスチックの樹脂)を充填し、隣の歯とシンメトリーにせず、将来的に咬耗により先端の形が変化すること、修復した部分がチッピングしないよう咬み合わせを考慮して形態を決めました。研磨をするため再度来院していただき着色がつきにくい表面に仕上げて治療を終了しました。


<この治療のリスクについて>

  • 経年的に変色する可能性がある
  • ホワイトニングしても白くならない
  • 色を長持ちさせるには、定期的に研磨するなどメンテナンスが必要
  • 過度な力がかかると欠けたり、脱離する可能性がある
  • 定期的に咬み合わせのチェックが必要

年齢・性別:10代・女性

診療種別:自由診療

治療回数:1回

治療費総額の目安:20,000円(税別)


<安藤雄基先生からひとこと>

今回の症例はエナメル質形成不全により、形態及び色の修正をダイレクトボンディングで治療しました。ダイレクトボンディングは、歯の表面に直接レジン(プラスチックの樹脂)を塗布し、それを硬化させて歯の色や形態を修復する治療法です。歯の削除量が少なくて済みますが、過度な力が加わると欠けたり、脱離することがあリます。特に前歯は欠けやすいため、咬み合わせを考慮しながらきれいに充填しなければいけません。きれいに仕上げることと長期的な予後を見据えて治療することが大切だと考えています。


あんどう歯科・美容皮フ科

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<治療担当医師>

安藤雄基(歯科医師)

<経歴>

平成25年3月 愛知学院大学歯学部卒業

平成25年4月 岐阜県立多治見病院研修医(歯科)

平成29年6月 オレンジ歯科クリニック勤務

令和2年7月 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック勤務

令和5年4月 名古屋市昭和区であんどう歯科・美容皮フ科を開業