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歯を知ることで「食べる力」を守る
歯を知ることで、「食べる力」を守る
「若い時に、もっとしっかり歯のことを大切にするべきでした。」
診療の現場で、お口の悩みと向き合う患者様に言われた悲しい言葉の一つです。
今や、毎日歯を磨かない方はいないというほど、歯のセルフケアは根付いています。その一方で、自分の口の中の状況を把握しないまま、不十分なケアを続け、知らず知らずのうちに虫歯や歯周病といったトラブルが進行しているという方がいらっしゃいます。
不慮の事故で歯が欠けてしまったなど、防ぎきれない歯の病気もあります。ですが、知識不足、目的に合わないケアが原因で引き起こすす歯の病気も多いのが現状です。
私は、検診も含めて、これまで何万人という方の口の中を見てきましたが、体質や肌の色が違うのと同様に、歯や歯肉の上チアも個人差が大きいことを実感します。
口の中も加齢によって当然変化しますが、80歳でもケアが行き届き、驚くほどしっかりした美しい歯を保っている方もいます。一方で若くても、驚くほど老化しているケースも見られます。そういった方々と接していると、「自分の口の中を知ること」そして「自分に適した歯のケアの知識」が重要なのだと痛感します。
歯を健康に保ち、「食べる力」を生涯維持するためには
歯を健康に保つには、ぜひ2本柱でお口のケアを考えていただきたいです。
①日々の適切なセルフケア
②定期的なプロのチェック
歯のケアをよくご存知の方には分かり切ったことかもしれませんが、日々のセルフケアは不可欠です。しかし、虫歯や歯周病は気付かぬうちに進行します。早期発見ができれば、歯を失うことにはならないはずです。だからこそ、痛くて我慢ができなくなってから駆け込むのではなく、定期的に(3ヶ月〜半年に一度)歯医者さんに足を運んでください。実際、定期的に歯の健診や歯石除去を行なっている人ほど歯を失いにくいことが分かっています。
セルフケアを完璧にしていれば、歯科医や歯科衛生士によるプロのケアは必要ないのではといわれることがありますが、違います。いくらセルフケアが完璧でも、年齢とともに起こる変化に気づかない場合があるのです。そのためには定期的なプロのチェックが必要です。
セルフケアとプロのチェック、この両輪こそ、「食べる力」を保つために重要なのです。
まとめ
今回は歯を健康に保つための2本柱、「日々の適切なセルフケア」と「定期的なプロのチェック」について説明しました。忙しくてなかなか歯医者さんに通えない方が多くいらっしゃると思いますが、「健康はお口から」と言われるほど、お口の健康を守ることは大切なことです。将来の自己投資だと思って、歯医者さんと一緒にお口の健康管理をしていきましょう。
<記事監修>
安藤雄基(歯科医師)
<経歴>
平成25年3月愛知学院大学歯学部卒業
平成25年4月岐阜県立多治見病院研修医(歯科)
平成29年6月オレンジ歯科クリニック 勤務
令和 2年7月おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務
令和5年4月名古屋市昭和区であんどう歯科・美容皮フ科を開業
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