Pediatric ortho

小児矯正

お子さまの笑顔と
健やかな未来のために

「虫歯を予防する」の先にある「健やかな成長」を守り育む歯医者。
子どものうちからお口の健康を守る大切さを意識づけ、健康な歯ならびと正しいお顔の成長を目指します。

当院が大切にしている
3つのこと

1歯を大切に思う気持ちを
共に分かち合う

受診していただいたお子さんには、歯の大切に思う気持ちを私たちと共有してもらい、将来、お口の健康を自身で守れる大人になってもらえるよう、楽しい雰囲気づくりを心がけて診療にあたります。
幼い頃から通って経過をみていくことで、あごの成長に合わせた適切な時期に矯正治療を実施できます。
長く通ってもらえるよう、飽きさせない工夫を医院全体で積極的に働きかけていきます。

2マイオブレース・システム

悪いかみ合わせをつくる原因を取り除き、根本から治療ができるマイオブレース矯正を当院は導入しています。
成長期における子どもたちの筋機能の習癖を改善するための装置であり、ブラケットを用いない矯正治療です。この治療法は、子どもたちの良いお顔の成長発達につながります。口呼吸を是正し、正しい鼻呼吸を身につけ、舌が上顎に正しく位置するよう効果的に訓練していきます。

3子どもたちの笑顔と
健やかな未来を守る

日本のような先進国の子どもの不正咬合の有病率は、90%といわれています。その原因は、現代人の骨格の変化(歯のサイズが大きく、あごの骨が小さくなる傾向)と近代化した生活様式の変化です。
現代の生活様式の快適さの代償として、喘息やアトピー、アレルギーをもつ子どもが多くみられるようになりました。不正咬合もその一つです。
歯並びが悪いことで問題なのは、見た目より健康を保つことが歯並びが良い人に比べて、不利になることです。大切なお子さんの笑顔と健康を当院はお守りいたします。

当院の小児矯正歯科が目指すもの

「お顔の正しい成長を促しきれいな歯並びを獲得し、将来の自分健康を守る心を養うこと。」
お子様の健康や成長をみていく上で、歯医者さんでできることが意外と多くあります。未来ある子どもたちが健やかに成長し、笑顔がすてきな大人になってほしい。当院はそんな思いで、小児矯正治療を行なっています。

当院の小児矯正が
選ばれる理由

Reason.01

将来歯を抜かない可能性が
高くなる

子どもの矯正治療は、主に乳歯から永久歯へと生え変わる時期に行います。この時期に、顎の骨を広げ、奥歯の噛み合わせの改善をすることにより永久歯を正しい位置に生えてくるよう誘導することで、将来歯を抜かない可能性が高くなります。
ただし、永久歯が大きく、奥歯のズレが改善されない場合、成人矯正(二期治療)にて歯を抜くことをご提案することがあります。患者様の希望をお聞きして、抜歯するメリットとデメリットを説明してから治療を進めますので、ご安心ください。

Reason.02

お顔の正しい成長をサポート

子どもの矯正治療の一番のメリットは、「お顔の成長」をコントロールし、正しく成長するようにお手伝いできることです。顎の骨の成長を利用することで、お子様が持つお顔のポテンシャルを最大限活かし、顔立ちがきれいになります。

Reason.03

将来的に虫歯や歯周病などの
リスクが減る

歯並びが悪いと、歯ブラシで汚れが落ちにくくなり、将来の虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯並びをきれいにすることで、歯ブラシがしやすくなるのはもちろん、来院時に毎回歯のクリーニング、フッ素塗布、歯ブラシ指導を行うことにより、意識も高まります。
矯正治療をしながらお口の健康をお子様自身で守る自立心を育むことができ、お口の中の環境の向上を目指します。

Reason.04

口呼吸や猫背などの
悪い癖を改善できる

普段お口が開いている、指しゃぶりが治らない、唇を噛む癖があるなど歯並びを悪くする癖をそのまま放置しておくと、矯正治療で歯並びがきれいになっても後戻りの原因になります。
当院では、矯正治療中に悪い癖を治すトレーニングも一緒に行い、積極的に改善するよう取り組みます。

不正咬合の要注意サイン

  • 歯並びがガタガタ(叢生)

    歯が重なり合い、デコボコしている状態です。顎が小さかったり、歯が大きすぎて隙間が足りないことが原因です。汚れが引っかかりやすく、歯ブラシをしても汚れが取れにくい状態なので、将来に虫歯や歯周病のリスクが高まります。

  • 出っ歯(上顎前突)

    上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、上の歯が前に突出している噛み合わせのことです。 「出っ歯」と呼ばれることもあります。
    下顎が小さい場合と、前歯だけが前方に突出している場合があります。
    上顎前突を放置すると、口が閉じにくいため口呼吸でドライマウスになり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、転んで前歯を打つことが多く、運が悪いと歯を折ってしまうこともあります。

  • 開咬

    開咬(かいこう)とは、歯を噛み合わせたときに、上下の前歯に隙間が開いてしまう状態です。 開咬の原因は、幼少期の指しゃぶりや舌突出癖によることが多いです。
    開咬を放置すると、お顔が縦長に成長し口元がだらしなく見えたり、発音に支障をきたしたりする場合があります。

歯科矯正は子どものうち
からするのが正解?

その子の成長に合わせたタイミングで

小児矯正は「早ければ早い方が良い」わけではありません。その子に合わせた顔の成長やお口の中の状況で治療するタイミングが違います。また、子どもの矯正治療は長期間に及ぶため、その子の性格やライフスタイルなど総合的に判断する必要があります。最近多いのが、お友だちが歯科矯正を始めたので、うちの子も」というお母さんたちです。欧米では、永久歯が生えそろった10代後半から歯科矯正をするのが一般的ですが、日本の場合、「矯正は早ければ早いほどいい」「子どものうちから矯正をしたほうがいい」と思い込んでいる親御さんが多くみられます。
「~歳になったから、歯科矯正を」と画一的に考えるのは、あまりおすすめできません。顎の骨が成長途中ということは、歯の土台が動くということ。適切なタイミングで適切な治療をしないと、結局、矯正に必要以上の年月がかかったり、歯並びがきれいにならなかった、ということにもなりかねません。

子どものうちから矯正をするメリットが大きいケースとしては、上顎と下顎の骨格のバランスが悪い、歯が大きく顎の骨の成長がうまくいっていない、顎の成長に悪影響を及ぼす癖(口呼吸や舌突出癖など)を治す必要がある、などがあります。しかし、それ以外の場合は、個人的には子どもの矯正を急ぐメリットはあまりないと考えています。
周りの子どもが矯正を始めると、「うちの子も」と焦りがちですが、まずはしっかり情報収集をして、子どもの成長のスピードに合わせた治療をしてくれる、信頼できる歯医者さんに相談することが大切です。親が子どもの歯並びにあまり神経質にならないことが、成長に合わせたその子にとってベストな方法を見つけることがポイントだと思います。

当院で行っている
主な矯正装置と使用時期

マイオブレース

成長期における子どもたちの筋機能の習癖を改善するための装置です。ブラケットやワイヤーを用いない矯正治療です。この装置を用いることで、子どもたちの良いお顔の成長発達につながり、口呼吸を是正し、正しい鼻呼吸を身につけ、舌が上顎に正しく位置するよう効果的に訓練することができます。

始める年齢
7~8歳くらい
治療回数
制限なし
治療期間
3~6ヶ月

マイオブレースの注意点

  • 保険が適用できないため自費診療になる。
  • お子さんのやる気が治療結果を左右する。
  • 口の周りの筋力を鍛えるトレーニングや、正しい呼吸法を身につけるトレーニングが必要になる。

拡大装置

ねじ式の拡大装置を口の中に入れて、顎を広げることで歯が並ぶスペースを獲得することができます。食事や歯みがきなどでの付け外しができる装置から口の中にずっと固定したままの装置もあります。また、顎の拡大を目的とした装置は、ねじ式の他にワイヤーの弾力を利用したものあり、その子のお口の中の状況や協力度などみて装置を選択していきます。

始める年齢
8~10歳くらい
治療回数
制限なし
治療期間
3~6ヶ月

拡大装置の注意点

  • 保険が適用できないため自費診療になる。
  • 混合歯列期8歳〜10歳くらいの子どもが対象。
  • 装着時間が少ないと十分な治療効果が得られない。

ワイヤーブラケット

永久歯が全て揃う前に、前歯のみにブラケットをつけワイヤーの弾力を利用して歯並びを改善していきます。細かな調整が可能で、確実に前歯の歯並びをきれいにしていきます。永久歯がスムーズに生え変わりが進むようスペースの管理も行います。

始める年齢
10~13歳くらい
治療回数
制限なし
治療期間
1~3年

ワイヤーブラケットの注意点

  • 保険が適用できないため自費診療になる。
  • 金属なので目立ちやすい傾向にある。

小児矯正の料金

掲載の料金は全て税込の金額です。

矯正相談料 無料
矯正検査・診断 12,100円
小児矯正(1期治療) 330,000~495,000円
矯正装置の調整料 3,850円

矯正するときの注意点

子どもにとって精神的なストレスと物理的な負担、そして親御さんも矯正は口の中に器具を入れるため、子どもの負担はとても大きくなります。さらに長期間にわたる治療、高額な費用、定期的な通院など親子ともに物理的な負担もあります。また、矯正終了後も、歯が元の状態に戻るのを防ぐため、リテーナーという保定装置を装着する必要があります。リテーナーの装着期間は、治療期間や使用した装置にもよりますが、最低2年間は装着する必要があります。

本人のやる気や癖、生活習慣の改善が必要な場合も多く、治療へのモチベーションが続かない場合もあります。できるだけ、その子のやる気を出してもらえるよう様々な働きかけをしますが、親御さんの協力なしでは小児矯正治療はうまくいかないことが多いです。

子どもの成長や家族のコミュニケーションが大きな影響を与えるので、矯正を考えるときは、それらのリスクと子どもの性格を総合的に考えてタイミングを見計らうと良いと思います。