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歯科矯正装置の種類と選び方〜見た目と効果で比較する最新ガイド

「歯並びを整えたいけど、どの矯正装置が自分に合うのかわからない…」

このような悩みを抱えている方は少なくないでしょう。歯科矯正装置には様々な種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

矯正治療は数ヶ月から数年にわたる長期的な治療となるため、自分に合った装置を選ぶことが重要です。見た目の目立ちにくさだけでなく、効果や費用、治療期間なども考慮する必要があります。

この記事では、歯科医師の視点から、各矯正装置の特徴や選び方について詳しく解説します。あなたに最適な矯正装置を見つける参考にしてください。

歯科矯正装置の種類と特徴

歯科矯正装置は大きく分けて「表側矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」の3つに分類できます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

矯正装置選びで最も重要なのは、あなたの歯並びの状態と生活スタイルに合った装置を選ぶことです。装置によって対応できる症例の範囲や、見た目の目立ちやすさ、費用などが異なります。

表側矯正(ワイヤー矯正)

表側矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす最も一般的な矯正方法です。長い歴史があり、様々な症例に対応できる信頼性の高い治療法です。

従来の金属製のブラケットは見た目が目立ちますが、最近では白色や透明のセラミック製ブラケットも選べるようになりました。これにより見た目の印象をやわらげることができます。

表側矯正のメリットは、あらゆる症例に対応できる点と、歯科医師が細かく調整できるため高い治療精度が期待できる点です。一方、装置が目立つことや、装置に食べ物が詰まりやすいといったデメリットもあります。

重度の歯並びの乱れや複雑な症例でも対応可能なため、多くの歯科医院で第一選択として提案されることが多いです。

裏側矯正(リンガルブラケット)

裏側矯正は、ブラケットとワイヤーを歯の裏側(舌側)に装着する方法です。外からはほとんど見えないため、見た目を気にする方に人気があります。

周囲の人からは矯正していることがほとんどわからないという大きなメリットがありますが、舌に当たって違和感があったり、発音に影響が出たりすることがあります。また、技術的に難しい治療法のため、表側矯正と比べて費用が高くなる傾向があります。

どうしても矯正装置を見せたくない方や、人前に立つ機会が多い職業の方に向いています。ただし、すべての症例に適用できるわけではないため、事前の診断が重要です。

マウスピース矯正(クリアアライナー)

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用する方法です。取り外し可能で目立ちにくいため、近年非常に人気が高まっています。

治療では複数のマウスピースを順番に使用し、少しずつ歯を理想の位置に動かしていきます。1つのマウスピースを約2週間使用し、次のマウスピースに交換する流れを繰り返します。

マウスピース矯正の最大のメリットは、透明で目立たないことと、取り外しができるため食事や歯磨きの際に不便さがないことです。一方、自己管理が必要で、1日20時間以上の装着が推奨されるため、装着時間が不十分だと効果が出にくいというデメリットがあります。

軽度から中等度の歯並びの乱れに適していますが、重度の症例では他の矯正方法が必要になることもあります。

最近では、マウスピース矯正の技術も進化し、以前は対応できなかった症例にも適用できるようになってきています。特に審美性を重視する方や、社会人の方に選ばれることが多い矯正方法です。

矯正装置の選び方〜4つの重要ポイント

矯正装置を選ぶ際には、以下の4つのポイントを考慮することが大切です。自分の状況や優先したい点を明確にして、最適な選択をしましょう。

1. 歯並びの状態と症例の難易度

まず最も重要なのが、あなたの歯並びの状態です。軽度の歯並びの乱れであれば、マウスピース矯正でも十分対応できることが多いです。一方、重度の歯並びの乱れや複雑な噛み合わせの問題がある場合は、表側矯正や裏側矯正が適している可能性が高くなります。

特に出っ歯や受け口、開咬などの症例では、ワイヤー矯正の方が確実に歯を動かせるため、治療効果が高いとされています。

歯並びの状態は自己判断が難しいため、必ず歯科医師の診断を受けることをおすすめします。専門家の視点から最適な矯正方法を提案してもらいましょう。

2. 見た目の目立ちにくさ

矯正装置の見た目は、多くの方が気にするポイントです。仕事や学校など、人と接する機会が多い方は特に重視するかもしれません。

見た目の目立ちにくさで比較すると、マウスピース矯正>裏側矯正>セラミック製表側矯正>金属製表側矯正の順になります。マウスピース矯正は透明で非常に目立ちにくく、裏側矯正は外からはほとんど見えません。

ただし、見た目だけで選ぶと治療効果や期間に影響することもあるため、歯並びの状態との兼ね合いで考える必要があります。

3. 費用と保険適用の有無

矯正治療の費用も重要な検討ポイントです。一般的に、矯正治療は保険適用外となるため、全額自己負担となります。装置の種類によって費用は大きく異なります。

費用の目安としては、表側矯正が50〜80万円、裏側矯正が80〜120万円、マウスピース矯正が60〜100万円程度です。ただし、歯並びの状態や治療期間、医院によっても費用は変わってきます。

なお、顎変形症など一部の症例では保険が適用されることもありますが、適用条件は厳しく、審美目的の矯正では基本的に保険は使えません。

費用面では表側矯正が比較的リーズナブルですが、医院によっては分割払いやクレジットカード払いに対応しているところもあるので、支払い方法も確認しておくとよいでしょう。

4. 治療期間と通院頻度

矯正治療は長期間にわたるため、治療期間や通院頻度も考慮すべきポイントです。一般的な治療期間は、軽度の症例で1〜2年、重度の症例では2〜3年程度かかることが多いです。

通院頻度は、表側矯正と裏側矯正では1〜2ヶ月に1回程度、マウスピース矯正では1〜3ヶ月に1回程度が一般的です。マウスピース矯正は来院回数が少なく済む傾向にあります。

忙しい方や遠方から通院する方は、通院頻度の少なさを重視するかもしれません。ただし、治療期間は歯の動き方や自己管理の状況によって個人差があるため、あくまで目安として考えてください。

どの矯正方法を選んでも、定期的な通院と指示の遵守が治療成功のカギとなります。自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。

症例別におすすめの矯正装置

歯並びの状態によって、適した矯正装置は異なります。代表的な症例ごとに、おすすめの矯正装置を紹介します。

出っ歯(上顎前突)の場合

上の前歯が前に出ている「出っ歯」の場合、歯を後方に移動させる必要があります。軽度から中等度の出っ歯であれば、どの矯正装置でも対応可能です。

特に前歯を大きく動かす必要がある場合は、表側矯正や裏側矯正が確実に歯を動かせるため効果的です。マウスピース矯正も対応可能ですが、症例によっては治療期間が長くなることがあります。

出っ歯の治療では、場合によっては小臼歯の抜歯が必要になることもあります。抜歯を伴う治療の場合は、表側矯正や裏側矯正の方が確実に歯を動かせるため、多くの歯科医師がこれらを推奨しています。

受け口(下顎前突)の場合

下の前歯が上の前歯よりも前に出ている「受け口」の場合、症例の程度によって治療法が大きく異なります。

軽度の受け口であれば、表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正のいずれでも対応可能です。しかし、中等度から重度の受け口では、顎の骨格的な問題が関わっていることが多く、外科手術を併用した「外科矯正」が必要になることもあります。

成長期のお子さんの場合は、成長を利用した早期治療が効果的なこともあります。この場合、取り外し式の装置を使用することが多いです。

受け口の治療は複雑なケースが多いため、矯正歯科の専門医による診断と治療計画が特に重要です。

すきっ歯(空隙歯列)の場合

歯と歯の間に隙間がある「すきっ歯」は、比較的治療しやすい症例の一つです。どの矯正装置でも対応可能なことが多いです。

特に前歯のすきっ歯だけを治したい場合は、部分矯正という選択肢もあります。部分矯正は全体の歯並びを整える全体矯正よりも短期間・低コストで治療できる場合があります。

すきっ歯の原因が歯のサイズの不調和にある場合は、矯正治療後に歯を大きくする審美治療(ダイレクトボンディングやラミネートベニアなど)を組み合わせることもあります。

すきっ歯は再発しやすい症例でもあるため、治療後の保定(リテーナー装着)が特に重要です。保定についても歯科医師とよく相談しましょう。

ガタガタの歯並び(叢生)の場合

歯が重なり合っている「ガタガタの歯並び(叢生)」は、歯を並べるためのスペースが不足していることが多いです。軽度の叢生であれば、どの矯正装置でも対応可能です。

中等度から重度の叢生では、歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要になることがあります。抜歯を伴う治療の場合は、表側矯正や裏側矯正の方が確実に歯を動かせるため効果的です。

近年では、非抜歯で治療するために歯列を拡大する方法も増えています。どのような治療法が最適かは、顔の形や噛み合わせなども考慮して総合的に判断する必要があります。

叢生の治療では、歯を動かす距離が大きいことが多いため、治療期間が長くなる傾向があります。治療計画と期間について、事前に歯科医師とよく相談しましょう。

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矯正装置選びで失敗しないためのポイント

最適な矯正装置を選ぶために、以下のポイントに注意しましょう。

複数の歯科医院でカウンセリングを受ける

矯正治療は長期間・高額な治療となるため、一つの歯科医院だけでなく、複数の医院でカウンセリングを受けることをおすすめします。医院によって得意とする矯正方法や治療方針が異なるため、比較検討することで自分に合った治療法と医院を見つけやすくなります。

カウンセリングでは、治療計画、期間、費用、リスクなどについて詳しく説明を受け、疑問点はその場で解消しておきましょう。また、過去の症例写真を見せてもらうことで、治療結果のイメージがつかみやすくなります。

相談しやすい雰囲気かどうかも重要なポイントです。長期間の治療になるため、信頼関係を築ける歯科医師を選ぶことが大切です。

見た目だけでなく治療効果も重視する

矯正装置を選ぶ際、見た目の目立ちにくさは重要な要素ですが、それだけで選ぶのは避けるべきです。最も大切なのは、あなたの歯並びの状態に適した治療効果が得られるかどうかです。

見た目を重視するあまり、自分の症例に適していない矯正方法を選ぶと、治療期間が長引いたり、思うような結果が得られなかったりする可能性があります。

歯科医師の説明をよく聞き、見た目と治療効果のバランスを考慮して選択することが大切です。場合によっては、治療の前半は効果の高い方法で行い、後半は見た目の良い方法に切り替えるという選択肢もあります。

治療後の保定についても確認する

矯正治療は装置を外した後も、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐための「保定」が必要です。保定期間は一般的に治療期間と同等かそれ以上かかることが多く、場合によっては生涯にわたって保定装置の装着が必要なこともあります。

保定方法や期間、費用についても事前に確認しておくことが大切です。保定を怠ると、せっかくの矯正治療の効果が失われてしまう可能性があります。

保定装置には、取り外し式のリテーナーや、歯の裏側に接着する固定式のリテーナーなどがあります。それぞれメリット・デメリットがあるため、自分のライフスタイルに合った方法を選びましょう。

矯正治療は装置を外した時が終わりではなく、保定も含めた長期的な視点で考えることが大切です。

医院の専門性と経験を確認する

矯正治療は高度な専門性が求められる治療です。担当医の専門性や経験も重要な選択ポイントとなります。

矯正歯科を専門とする「矯正歯科専門医」の資格を持つ歯科医師や、矯正治療の症例数が多い歯科医師を選ぶと安心です。特に複雑な症例の場合は、専門性の高い医師による治療が望ましいでしょう。

また、自分が希望する矯正方法(特にマウスピース矯正や裏側矯正)の経験が豊富かどうかも確認しておくとよいでしょう。経験豊富な医師ほど、トラブルへの対応力も高い傾向があります。

医院のホームページや初診時のカウンセリングで、これらの情報を確認することをおすすめします。

まとめ:あなたに合った矯正装置を見つけよう

歯科矯正装置には表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正など様々な種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。最適な矯正装置は、歯並びの状態、見た目の希望、費用、治療期間などを総合的に考慮して選ぶことが大切です。

矯正装置選びで最も重要なのは、自分の歯並びの状態に適した治療効果が得られるかどうかです。見た目だけで選ぶのではなく、歯科医師の専門的な意見を聞きながら、バランスの取れた選択をしましょう。

また、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、治療計画や費用を比較検討することもおすすめします。長期間の治療となるため、信頼関係を築ける歯科医師を見つけることも成功の鍵となります。

歯並びを整えることは、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善や歯の健康維持にもつながる大切な治療です。この記事が、あなたに合った矯正装置選びの参考になれば幸いです。

歯科矯正についてさらに詳しく知りたい方や、実際に治療を検討されている方は、ぜひ専門の歯科医院でのカウンセリングをご検討ください。

詳細については、あんどう歯科・美容皮フ科までお気軽にお問い合わせください。経験豊富な専門医が、あなたに最適な矯正治療をご提案いたします。

記事監修>

安藤雄基(歯科医師)

あんどう歯科・美容皮フ科

〒466-0014

愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40−9

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平成25年3月 愛知学院大学歯学部卒業

平成25年4月 岐阜県立多治見病院研修医(歯科)

平成27年6月 東海市 小島歯科室 勤務

平成29年6月 名古屋市緑区 オレンジ歯科クリニック 勤務

令和 2年7月 名古屋市中川区 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務