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歯の着色はなぜ起こる?原因と今日からできる予防法を徹底解説

「毎日きちんと歯を磨いているのに、なぜか歯が黄ばんでいる・・・」

そんな悩みを抱えている方は少なくありません。鏡を見るたびに気になる歯の着色は、笑顔に自信を持てなくなる原因にもなります。実は歯の着色には明確な原因があり、日常生活の中に潜んでいるのです。

この記事では、歯科医師の視点から歯の着色が起こるメカニズムと、今日から実践できる予防法について詳しく解説します。

歯の着色が起こるメカニズムとは?

歯の着色を防ぐためには、まずそのメカニズムを理解することが大切です。

歯の表面には「ペリクル」という薄い膜が存在しています。このペリクルは唾液由来のタンパク質でできており、歯のエナメル質を酸から守ったり、虫歯菌が作る酸によって歯が負ったダメージを再石灰化で修復したりする重要な役割を担っています。

しかし、このペリクルには着色汚れを引き起こすという一面もあります。食事をすると口の中は酸性に傾き、ペリクルは一時的に溶けて剥がれていきます。その後30分ほどで口内環境が中性に戻ると、ペリクルは再び歯の表面を覆い始めるのですが、この時に口の中に飲食物の着色成分が残っていると、それらも一緒に巻き込んでしまうのです。

一回の付着量は非常にわずかです。

ただし、歯磨きを怠ったり磨き残しがあったりすると、次第にペリクルが強固なものになり、その分着色も目立つようになります。こうして蓄積された着色汚れは「ステイン」と呼ばれ、通常の歯磨きだけでは簡単に落とせない頑固な汚れへと変化していきます。

歯が着色しやすい人の6つの特徴

同じように生活していても、歯が着色しやすい人とそうでない人がいます。

ここでは歯が着色しやすい人の特徴を6つご紹介します。自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

着色しやすい飲食物をよく口にする

コーヒーやカレーなど色の濃い飲食物を日常的に摂取する習慣がある方は、歯が着色しやすい傾向にあります。歯が色素成分に長時間さらされることで、着色汚れが付きやすくなるのです。特にコーヒーに含まれるポリフェノールやタンニンという色素成分は、ペリクルと結びつきやすい性質を持っています。

タバコを吸う習慣がある

喫煙者の方は、タバコのヤニによって歯が黄ばみやすくなります。

ヤニとは植物が分泌する褐色の樹液のことで、タールとも呼ばれています。室内でタバコを吸うと壁紙が黄色く汚れてしまいますが、これはタールの汚れが蓄積されて起こる変色です。歯も同じようにタールによって黄ばんでしまいます。タールは粘着力が非常に強く、一度歯の表面に付着すると歯磨きだけではなかなか落とせません。

歯並びが悪い

喫煙習慣がなく色の濃い飲食物にも気を遣っているのに歯が着色してしまう場合は、歯並びに原因がある可能性があります。歯が重なり合っていると歯ブラシの毛先が届かず、どうしても磨き残しが発生します。ブラッシングが不十分な部分には着色汚れが残るため、色素沈着が起こりやすくなるのです。

歯石が溜まっている

歯石を除去せず放置していると、着色汚れが付きやすくなります。歯石とは歯の表面に付着している白い細菌の塊(プラーク)が石灰化して石のように固まったものです。歯石の表面はザラザラしており、そこに色素の濃い食べ物などが運ばれると着色する恐れがあります。歯石除去はセルフケアでは難しいため、歯科医院でクリーニングを受ける必要があります。

口呼吸をしている

口呼吸の習慣があると口内が乾燥し、歯が着色しやすくなります。

唾液には歯の汚れを洗い流す働きがあるため、唾液の分泌が多いほど着色汚れを防ぐことができます。反対に口内が乾燥状態になると唾液が歯全体に行き渡らず、汚れが付きやすくなるのです。歯の着色を予防するためにも、なるべく鼻呼吸を心がけ、こまめに水分を摂ったりガムを噛んだりして唾液の分泌を促しましょう。

歯の磨き方に問題がある

正しい歯磨きができていないと色素が歯に残り、色素沈着を起こす可能性があります。磨き残しがある場合、細菌の塊であるプラークが溜まり、やがて自分では除去できない歯石に変わります。自分の歯並びに最適なブラッシングをするためにも、一度歯科医院でブラッシング指導を受けるのがおすすめです。

着色しやすい飲食物を知っておこう

日常的に口にする飲食物の中には、歯の着色を引き起こしやすいものがあります。

完全に避ける必要はありませんが、どのような飲食物が着色の原因になるのかを知っておくことで、適切な対策を取ることができます。

コーヒー・紅茶・緑茶などのお茶類

コーヒーに含まれるポリフェノールやタンニンという色素成分は、歯が着色する原因となります。マグカップに茶渋が付くのと同じように、コーヒーを頻繁に飲むと歯の表面に色素が浸透してしまい、自分では落とせない汚れとなってしまうのです。紅茶や緑茶に含まれるタンニンもポリフェノールの一種で、同様に歯の着色汚れの原因となります。

カレーなど色の濃い食べ物

カレーに含まれるターメリックなどのスパイスは色素が強く、歯に付着しやすい性質があります。また、色の濃い調味料(醤油・ソース・ケチャップなど)も着色の原因になります。これらの飲食物を口にした後は、できるだけ早めに口をゆすぐことが大切です。

赤ワインやベリー系のフルーツ

赤ワインに含まれるポリフェノールはペリクルと反応しやすく、着色の原因となります。

ブルーベリーやブラックベリーなどのベリー系フルーツも色素が濃く、歯に着色しやすい食べ物です。ただし、これらの食品には健康に良い成分も多く含まれているため、摂取を控えるのではなく、食後のケアを心がけることが重要です。

今日からできる歯の着色予防法

歯の着色は日々の積み重ねで起こります。

逆に言えば、毎日のちょっとした工夫で着色を予防することができるのです。ここでは今日から実践できる具体的な予防法をご紹介します。

飲食後すぐにできる簡単ケア

着色しやすい飲食物を口にした後は、できるだけ早めに口をゆすぐことが効果的です。水でサッとすすぐだけでも、ステインが歯に定着しにくくなります。外出先で歯ブラシが難しい場合でも、この一工夫で着色を防ぐ第一歩になります。食後30分以内に口をゆすぐことで、ペリクルが再形成される際に色素を巻き込むリスクを大幅に減らすことができます。

正しい歯磨きを実践する

汚れを落とすために力を入れすぎると、歯の表面に傷ができます。

表面にできた細かい傷に食べ物の色素や汚れが入り込んでしまうと、落としにくい頑固な汚れに変わります。優しい歯磨きを心掛けましょう。ホワイトニング効果ありと表示のある歯磨き粉や、ステイン除去成分が含まれた商品を選ぶと効果的です。ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムなどの成分がステインを落としてくれます。

唾液の分泌を促す習慣

唾液には口内の汚れや細菌を洗い流したり、殺菌したりする働きがあります。ガムを噛むと唾液の分泌を促すことができるため、着色予防や虫歯予防の効果があります。食事の際は1口あたり30回を目安にしっかり噛むことを心掛けましょう。ガムを選ぶ際は砂糖の含まれていないものを選ぶことが大切です。

コーヒーを飲む時間や飲み方の工夫

だらだらと飲まずに、できるだけ短い時間で飲み切ると歯への色素の付着を抑制しやすいです。

ストローを使うのも一案で、歯に触れる面積が減るためステインのリスクを軽減できます。ただし、環境への配慮から使い捨てストローの使用は控え、繰り返し使えるストローを選ぶことをおすすめします。

歯科医院でできる着色対策

セルフケアだけでは落としきれない着色汚れがある場合は、歯科医院での専門的な治療が効果的です。

当院では患者さま一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法をご提案しています。

プロによる歯のクリーニング(PMTC)

歯科衛生士が特殊な器具や研磨ペーストを使い、歯垢やステインを丁寧に取り除くのがプロによるクリーニングです。毎日のケアでは手が届きにくい部分までケアできるため、歯の着色や虫歯、歯周病の予防にもつながります。定期的なクリーニングを受けることで、歯本来の自然な白さを取り戻すことができます。

ホワイトニング治療

ホワイトニングでは薬剤を使って歯自体を明るく漂白します。コーヒーなどによる着色が強い場合でも、見違えるほど白くなる可能性があります。ただし、個人差があるうえ、施術後は再着色防止のためにしっかりとアフターケアを行うことが大切です。当院では患者さまのご希望やライフスタイルに合わせて、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングなど、最適なプランをご提案しています。

審美歯科治療による総合的なアプローチ

歯の着色だけでなく、歯の形や噛み合わせ、顔のバランスまで考慮した治療を行うことで、自然な笑顔と口元の調和を実現します。

当院では美容皮フ科が併設されているため、歯の美しさを整えると同時に、肌のハリや口元のたるみ、ほうれい線などのケアも同時に行うことができます。歯も肌もきれいにしたいという方にとって理想的な環境が整っています。

まとめ:美しい歯を保つために

歯の着色は日常生活の中で少しずつ蓄積されていくものです。

しかし、そのメカニズムを理解し、適切な予防法を実践することで、自然な白さを保つことができます。飲食後の口ゆすぎ、正しい歯磨き、唾液の分泌を促す習慣など、今日からできる予防法を取り入れてみてください。

すでに付着している頑固な着色汚れは、セルフケアだけでは落とすことが難しい場合があります。そのような時は歯科医院での専門的なクリーニングやホワイトニング治療をご検討ください。当院では患者さま一人ひとりの理想の笑顔を丁寧にヒアリングし、歯の色見本やデジタル画像を使いながら仕上がりのイメージを共有しています。

美しい歯は笑顔に自信を与え、前向きな気持ちで日々を過ごすことにつながります。

歯の着色でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの理想の口元を一緒に実現していきましょう。

あんどう歯科・美容皮フ科では、口元の美しさと健康を両立させる審美歯科治療を提供しています。歯の着色や色に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

記事監修>

安藤雄基(歯科医師)

あんどう歯科・美容皮フ科

〒466-0014

愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40−9

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平成25年3月 愛知学院大学歯学部卒業

平成25年4月 岐阜県立多治見病院研修医(歯科)

平成27年6月 東海市 小島歯科室 勤務

平成29年6月 名古屋市緑区 オレンジ歯科クリニック 勤務

令和 2年7月 名古屋市中川区 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務