TOPICS
新着情報
歯科BLOG
ホワイトニングで知覚過敏が起こる理由とは?痛みを防ぐ正しい対処法

ホワイトニングで知覚過敏が起こるのはなぜ?
ホワイトニング治療を受けた後、冷たいものがしみたり、歯ブラシが当たるとチクッとした痛みを感じたことはありませんか?
これは「知覚過敏」と呼ばれる症状です。ホワイトニングを検討している方にとって、この痛みは大きな不安要素になるかもしれません。しかし、知覚過敏が起こる理由を正しく理解し、適切な対処法を知っていれば、安心してホワイトニングを受けることができます。
この記事では、ホワイトニングで知覚過敏が起こるメカニズムから、痛みを防ぐための具体的な対処法まで、歯科医師の視点から詳しく解説します。
歯の構造と知覚過敏のメカニズム
まず、歯の構造について理解しておきましょう。
私たちの歯は、外側から「エナメル質」「象牙質」「歯髄(しずい)」という3つの層で構成されています。エナメル質は人体で最も硬い組織であり、外部からの刺激をしっかりと遮断してくれます。その内側にある象牙質には、「象牙細管」と呼ばれる無数の細い管が通っており、中心部の歯髄には神経と血管が分布しています。
健康な歯であれば、エナメル質が保護膜として機能するため、ホワイトニングで痛みを感じることはほとんどありません。
しかし、何らかの理由でエナメル質に亀裂が入っていたり、薄くなっていたりすると、ホワイトニング剤が象牙質まで浸透してしまいます。すると、象牙細管を通じて刺激が神経に伝わり、「キーン」とした痛みやしみる感覚が生じるのです。これが知覚過敏のメカニズムです。
ホワイトニング剤が歯の保護膜を剥がす
ホワイトニング治療では、過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤を使用します。
これらの薬剤は歯の表面に浸透することで、歯を白くする効果を発揮します。しかし、その過程で歯の表面を覆っている「ペリクル」という有機質の保護膜が一時的に剥がれてしまいます。
ペリクルには、歯の表面を刺激から守る役割、酸から歯を守る役割、再石灰化を助ける役割があります。ホワイトニング後の12〜24時間は、この保護膜が剥がれた状態が続くため、外部からの刺激が伝わりやすくなり、一時的に知覚過敏の症状が現れやすくなるのです。
ホワイトニングで知覚過敏になりやすい5つの原因

知覚過敏が起こる理由は一つではありません。
ホワイトニングを受ける前に、以下の5つの原因に該当していないか確認しておくことが大切です。
①虫歯がある
虫歯があると、知覚過敏のリスクが高まります。
虫歯菌が産生する酸によってエナメル質が溶かされると、象牙質がむき出しになります。この状態でホワイトニング剤を使用すると、薬剤が象牙質に直接作用し、神経を刺激してしまいます。ホワイトニングを受ける前には、必ず虫歯の治療を済ませておくことが重要です。
②歯周病で歯茎が下がっている
歯周病が進行すると、歯茎が下がる「歯肉退縮」という症状が現れます。
歯の根の部分にはエナメル質がないため、歯茎が下がって歯根面が露出すると、象牙質が直接外部の刺激を受けやすくなります。この状態でホワイトニングを行うと、薬剤が象牙細管を通じて神経を刺激し、知覚過敏が起こりやすくなります。
③歯が削れている
歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は要注意です。
これらの習慣によって歯の表面が削れる「咬耗(こうもう)」が起こると、エナメル質が薄くなり、象牙質が露出してしまいます。加齢によっても歯は自然に削れていきますので、年齢を重ねた方ほど知覚過敏のリスクが高まります。
④歯にひびが入っている
エナメル質の表面に細かいひびが入っていることがあります。
このひびは肉眼では確認しにくいこともありますが、ホワイトニング剤がひびの中に入り込むと、象牙細管を伝って神経を刺激してしまいます。強い衝撃を受けたことがある歯や、硬いものを噛む習慣がある方は、ひびが入っている可能性があります。
⑤ホワイトニング薬剤の濃度が高い
ホワイトニング薬剤の濃度によっても、知覚過敏の起こりやすさは変わります。
ホームホワイトニングでは10〜20%程度の濃度の薬剤を使用しますが、オフィスホワイトニングでは30%程度の高濃度の薬剤を使用することがあります。濃度が高いほど歯への刺激も強くなるため、知覚過敏の症状が現れやすくなります。
名古屋で歯を白くしたい人へ|目的別ホワイトニングの選び方完全ガイド
名古屋で歯を白くしたい方に向けて、目的別に適したホワイトニング方法の選び方を解説します。効果や通院回数、ライフスタイルに合わせた判断ポイントをまとめたガイドです。
知覚過敏の症状はいつまで続くのか?
ホワイトニング後の知覚過敏は、一時的な症状であることがほとんどです。
一般的には、施術から24時間程度で症状が治まります。ペリクルが再生されるまでに12〜24時間かかるため、この期間を過ぎれば自然と痛みやしみる感覚は軽減していきます。
ただし、症状がいつまで経っても治まらなかったり、鎮痛剤を必要とするほど痛みが強い場合は、他の原因が隠れている可能性があります。その場合は、施術を受けた歯科医院に相談することをおすすめします。
ホワイトニング後の知覚過敏を和らげる6つの対処法
知覚過敏の症状が現れた場合でも、適切な対処法を知っていれば痛みを軽減できます。
以下の6つの方法を試してみてください。
①知覚過敏用の歯磨き粉を使う

市販されている知覚過敏用の歯磨き粉には、「硝酸カリウム」という成分が配合されています。
硝酸カリウムは、歯の神経に伝わる刺激を抑える作用があり、知覚過敏の症状を和らげる効果が期待できます。また、フッ素が配合された歯磨き粉を併用することで、エナメル質を強化し、症状をさらに軽減できます。
②ホワイトニング後1〜2日は刺激のある飲食物を避ける
ホワイトニング直後は、歯が外部からの刺激に敏感な状態です。
冷たい飲み物やアイスクリーム、熱い飲み物、酸味の強い食品などは、知覚過敏の症状を悪化させる可能性があります。ペリクルが再生されるまでの12〜24時間、できれば2日ほどは、刺激の強い飲食物を控えることをおすすめします。
③市販の鎮痛剤を服用する
知覚過敏の症状が我慢できないほど痛い場合は、市販の鎮痛剤を服用しましょう。
普段から飲み慣れているロキソニンなどで十分です。ただし、ホワイトニングによる知覚過敏は一時的な症状であり、鎮痛剤を必要とするほど持続するものではありません。念のため、歯科医院に連絡しておくと安心です。
④歯科医院でコーティングしてもらう
歯科医院では、歯の表面に専用のコーティング剤を塗布する処置を受けることができます。
このコーティングによって象牙質が保護され、外部からの刺激が神経に伝わりにくくなります。即効性があり、特に症状が強い場合に有効な方法です。
⑤マウスピースの装着時間を短くする(ホームホワイトニング)
ホームホワイトニングを行っている場合は、マウスピースの装着時間を短くすることで、歯への負担を減らすことができます。
薬剤の使用方法を守りながら、装着時間を調整してみてください。無理をせず、症状が落ち着いてから徐々に時間を延ばしていくことが大切です。
⑥知覚過敏抑制剤を使用する

歯科医院では、知覚過敏を抑制する専用の薬剤を処方してもらえることがあります。
これらの薬剤は、象牙細管を封鎖することで刺激の伝達を遮断し、痛みを軽減する効果があります。症状が強い場合は、歯科医師に相談してみましょう。
知覚過敏を予防するための3つの準備
知覚過敏は、事前の準備によって予防することができます。
ホワイトニングを受ける前に、以下の3つの対策を行っておきましょう。
①虫歯や歯周病の治療を先に済ませておく
ホワイトニングを受ける前には、必ず口の中の状態をチェックしてもらいましょう。
虫歯や歯周病がある場合は、先に治療を済ませておくことで、知覚過敏のリスクを大幅に減らすことができます。当院では、ホワイトニング前に必ず検査を行い、安全に治療を進められる状態かどうかを確認しています。
②ホワイトニング前から知覚過敏用の歯磨き粉を使う
ホワイトニングの2〜3週間前から、知覚過敏用の歯磨き粉を使い始めることをおすすめします。
事前に象牙質を保護する成分を歯に浸透させておくことで、施術後の症状を軽減できます。フッ素配合の歯磨き粉を併用すると、エナメル質の強化にもつながります。
③薬剤の用法用量を守る(ホームホワイトニング)
ホームホワイトニングを行う場合は、薬剤の用法用量を必ず守ってください。
「早く白くしたい」という気持ちから、推奨される使用時間を超えて使用してしまうと、知覚過敏のリスクが高まります。指示された使用方法を守ることが、安全で効果的なホワイトニングにつながります。
あんどう歯科・美容皮フ科のホワイトニングが選ばれる理由

当院では、「歯の健康を第一に考えたホワイトニング」を提供しています。
見た目の美しさだけでなく、歯質の保護・強化まで考慮した治療を行っているため、知覚過敏のリスクを最小限に抑えながら、理想的な白さを実現できます。
ハイブリッドポリリンホワイトニングの特徴
当院が採用している「ハイブリッドポリリンホワイトニング」は、分割ポリリン酸ナトリウムと過酸化水素を組み合わせた治療法です。
この方法には、歯を傷めにくい、痛みやしみを感じにくい、歯本来のツヤと透明感を引き出すといった特徴があります。さらに、施術後は歯の表面をコーティングするため、従来のホワイトニングと比べて色戻りが起こりにくい点も大きな利点です。
CAPシステムによる歯質強化
当院では、ホワイトニング前にCAPシステムを併用しています。
これは世界初の歯質強化システムとされており、フッ素塗布以上の歯質強化効果、虫歯予防への高い有効性、ホワイトニング効果の向上が期待できます。歯を白くしながら、同時に歯を守ることができるのが、当院のホワイトニング治療の特長です。
患者さまに合わせた3つのプラン
当院では、患者さまのご希望やライフスタイルに合わせて、3つのホワイトニングプランをご用意しています。
ハイブリッドポリリンホワイトニング、オフィスホワイトニング(即効性を重視)、ホームホワイトニング(ご自宅で継続ケア)の中から、最適なプランをご提案します。すべての治療において、事前にお口の中をしっかり検査し、虫歯や歯周病の有無、歯の状態を確認したうえで治療を行います。
美容皮フ科との連携によるトータルケア
当院では、歯科と美容皮フ科が連携した診療体制を整えています。
ホワイトニングと同日に、高濃度ビタミンC点滴、白玉点滴、美肌点滴などの美容点滴を受けていただくことも可能です。口元の美しさと、お肌・体調のケアを同時に行える点も、当院ならではの特徴です。
まとめ:知覚過敏を正しく理解して、安心のホワイトニングを
ホワイトニングによる知覚過敏は、適切な知識と対処法があれば恐れる必要はありません。
知覚過敏が起こる理由を理解し、事前の準備をしっかり行うことで、痛みを最小限に抑えながら、理想的な白い歯を手に入れることができます。虫歯や歯周病の治療を先に済ませておくこと、知覚過敏用の歯磨き粉を使用すること、薬剤の用法用量を守ることが、安全なホワイトニングの鍵となります。
当院では、歯の健康を損なわず、無理のない方法で美しさを引き出すホワイトニング治療を提供しています。患者さま一人ひとりに合った治療プランをご提案し、安心して継続できる治療を心がけています。
歯の白さにお悩みの方、ホワイトニングに不安や疑問をお持ちの方も、どうぞお気軽にご相談ください。あんどう歯科・美容皮フ科は、「健康」と「美しさ」の両立を目指すホワイトニング治療を提供しています。
ご予約・お問い合わせはこちらから
あなたの笑顔がより輝くよう、私たちが全力でサポートいたします。
<記事監修>

安藤雄基(歯科医師)
〒466-0014
愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40−9
平成25年3月 愛知学院大学歯学部卒業
平成25年4月 岐阜県立多治見病院研修医(歯科)
平成27年6月 東海市 小島歯科室 勤務
平成29年6月 名古屋市緑区 オレンジ歯科クリニック 勤務
令和 2年7月 名古屋市中川区 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務