ラミネートベニアは何ミリ削る?痛み・麻酔・歯への負担を歯科医が徹底解説 - 名古屋市昭和区の歯科・小児歯科・矯正歯科|あんどう歯科・美容皮フ科

TOPICS

新着情報

歯科BLOG

ラミネートベニアは何ミリ削る?痛み・麻酔・歯への負担を歯科医が徹底解説

ラミネートベニアで削る量は0.3〜0.7mm程度

「ラミネートベニアって、歯をどれくらい削るんだろう・・・」

審美歯科治療を検討される際、多くの方が最初に抱く不安がこの「削る量」についてです。

結論からお伝えすると、ラミネートベニアで削る量は0.3〜0.7mm程度です。歯の表面を薄く削るだけで、神経に触れることはありません。

ラミネートベニアは、歯の表面に薄いセラミックのシェルを貼り付ける治療法です。この際、歯の表面を削る量は非常にわずかで、削るのは歯の最も外側にある「エナメル質」という部分だけです。エナメル質には神経が通っていないため、基本的には痛みを感じません。

エナメル質は人体で最も硬い組織として知られています。その厚みは場所によって異なりますが、2〜3mm程度あります。ラミネートベニアで削る厚さはその3分の1以下ですから、神経に触れることはまずありません。

削る量は歯の状態や治療の目的によって異なります。歯の位置や形を大きく変えたい場合は0.7mm程度、色調だけを改善したい場合は0.3mm程度と、必要最小限に抑えることができます。

ラミネートベニアの施術中に痛みはあるのか

「歯を削ると聞くと、どうしても虫歯治療のときの不快な感覚を思い出してしまう・・・」

そんな不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、ラミネートベニアの施術中に痛みを感じることは、ほとんどありません。

基本的に麻酔は不要です

エナメル質を削る際には痛みがないため、多くの場合、麻酔を使わずに施術を進めることができます。これは患者さんにとって大きなメリットです。麻酔注射の痛みや、施術後に麻酔が切れるまでの違和感を避けられるからです。

ただし、歯の状態によっては例外もあります。もともとエナメル質が薄くなっている方や、知覚過敏の症状がある方の場合、削る振動が象牙質に伝わって痛みを感じる可能性があります。そのような場合には、歯科医師の判断で麻酔を使用することもあります。

知覚過敏の方への配慮

知覚過敏とは、冷たい飲み物や歯ブラシの刺激で一時的に歯がしみる症状のことです。エナメル質が薄くなったり、歯茎が下がったりして象牙質が露出することで起こります。

普段から歯がしみやすい方は、カウンセリングの際に必ず歯科医師にお伝えください。当院では、患者さんの不安を少しでも和らげるため、事前に丁寧な診察とカウンセリングを行っています。歯の状態を確認し、痛みのリスクがある場合には適切な対処法をご提案します。

施術後に痛みが出る可能性とその原因

施術中は痛みがなくても、施術後に痛みやしみる感覚が出ることがあります。

これは決して珍しいことではなく、いくつかの理由が考えられます。まず理解していただきたいのは、これらの症状の多くは一時的なもので、時間の経過とともに改善していくということです。

接着剤による刺激

ラミネートベニアを歯に貼り付ける際には、専用のセメント(接着剤)を使用します。この接着剤が歯の神経への刺激となり、一時的にしみる感覚を引き起こすことがあります。

接着剤そのものは人体に害のない安全なものですが、化学的な刺激が神経に伝わることがあるのです。多くの場合、数日から1週間程度で症状は落ち着いていきます。知覚過敏用の歯磨き粉を使用することで、症状が和らぐこともあります。

歯茎への影響

ラミネートベニアの施術では、歯の表面を削る際に歯茎にも触れることがあります。歯と歯茎は密接に接しているため、どうしても避けられない部分です。

施術後、歯茎に軽い痛みや違和感を感じることがありますが、これも通常は数日で改善します。歯茎の炎症を防ぐため、施術後は丁寧なブラッシングと口腔ケアを心がけてください。

噛み合わせの調整が必要な場合

ラミネートベニアを装着した直後は、わずかな厚みの違いで噛み合わせに違和感を覚えることがあります。この違和感が痛みにつながることもあります。

噛み合わせの調整は施術時に行いますが、実際に日常生活で使ってみると微調整が必要になることもあります。違和感が続く場合は、遠慮なくご相談ください。噛み合わせを調整することで、痛みや違和感が改善します。

痛みを最小限に抑えるための対処法

施術後の痛みや違和感を最小限に抑えるために、いくつかの対処法があります。

施術直後のケア

施術直後は、歯茎や歯が敏感になっています。以下の点に注意してください。

  • 施術後24時間は、硬い食べ物や粘着性の高い食べ物を避ける
  • 極端に熱いものや冷たいものの摂取を控える
  • 優しくブラッシングし、歯茎を刺激しないようにする
  • アルコールや刺激物の摂取を控える

これらの注意点を守ることで、痛みのリスクを大幅に減らすことができます。

知覚過敏への対応

施術後にしみる症状が出た場合は、知覚過敏用の歯磨き粉を使用してみてください。市販されている知覚過敏用の製品には、神経の刺激を和らげる成分が含まれています。

また、歯ブラシは柔らかめのものを選び、力を入れすぎないように優しく磨くことが大切です。強く磨くと歯茎が傷つき、症状が悪化する可能性があります。

痛み止めの使用

痛みが強い場合は、市販の痛み止めを服用することもできます。ただし、2〜3日経っても痛みが改善しない場合や、痛みが増してくる場合は、すぐに歯科医院にご連絡ください。

ラミネートベニアのメリットとデメリット

ラミネートベニアは、短期間で歯の見た目を美しくできる治療法ですが、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。

メリット

ラミネートベニアの最大のメリットは、短期間で歯の色や形を改善できることです。最短2回の通院で完了するため、ホワイトニングでは落としきれないテトラサイクリン歯や、変色した歯も白く見せられます。

また、歯を削る量が少ないことも大きな利点です。一般的なセラミッククラウン(被せ物)に比べて、歯を削る量が大幅に少ないため、神経への影響が少なく、健康な歯をできるだけ残せます。

セラミック素材は着色しにくく、長期間美しさを維持できます。ホワイトニングは時間とともに色戻りすることがありますが、セラミックは変色しにくく、コーヒーやワインなどの色素が付きにくい特性があります。

デメリット

一方で、デメリットもあります。ラミネートベニアは保険適用外の自費診療となるため、費用面が比較的高額になります。

また、歯ぎしりが強い方の場合、ラミネートベニアが欠ける可能性があります。就寝時にマウスピースを装着するなどの対策が必要になることもあります。

重度の位置異常や歯の変色には対応できない可能性もあります。そのような場合は、歯列矯正やセラミッククラウンなど、他の治療法を検討する必要があります。

ラミネートベニアの治療の流れ

ラミネートベニアの治療は、通常2〜3回の通院で完了します。

初診カウンセリング

まず、歯並びや噛み合わせの状態を確認し、患者さまの希望やライフスタイルに合わせた治療計画を提案します。この段階で、治療期間や費用、期待できる効果について詳しくご説明します。

精密検査

レントゲン撮影や口腔内スキャナーで歯と顎の状態を詳細に分析し、最適な治療プランを作成します。当院では、iTeroを使用した口腔内スキャンにより、精度の高い型取りが可能で、患者様の負担を軽減した治療を実現しています。

歯の形の修正

診断に基づいて必要最低限の歯の形の修正を行います。削る量は0.3〜0.7mm程度で、エナメル質の範囲内に留めます。型取り後はそのまま、もしくは仮歯を装着します。製作期間は2週間ほどです。

ラミネートベニア装着

技工所で製作したラミネートベニアを装着します。噛み合わせの調整を行い、問題がなければ磨き上げて完成です。

ラミネートベニアを長持ちさせるために

ラミネートベニアを長期間美しく保つためには、日頃のケアが大切です。

定期的なメンテナンス

口腔内の清掃環境が悪いと接着材の劣化が起こります。一般的にも半年〜1年に一回の定期検診が推奨されています。長い期間状態を保つために大切です。

歯ぎしり対策

歯ぎしりをする方は、就寝時にマウスピースを装着することをおすすめします。過度な負担はラミネートベニアが取れる原因になります。

硬い食べ物への注意

硬い食べ物を食べる場合は、ラミネートベニアを接着した歯で食べることを避けたり、小さく食事をカットしたりするなどの工夫が必要になります。

まとめ:ラミネートベニアで理想の笑顔を手に入れよう

ラミネートベニアは、歯を0.3〜0.7mm程度削るだけで、短期間で美しい歯を手に入れられる治療法です。

施術中の痛みはほとんどなく、基本的に麻酔も不要です。施術後に一時的な痛みやしみる感覚が出ることもありますが、適切なケアを行うことで症状は改善します。

歯の削る量が少なく、神経への影響が最小限であることが、ラミネートベニアの大きな魅力です。ただし、歯ぎしりが強い方や重度の位置異常がある方には適さない場合もあるため、まずは歯科医師に相談することが大切です。

当院では、患者さまの不安を少しでも和らげるため、事前に丁寧な診察とカウンセリングを行っています。矯正治療と審美歯科、美容皮膚科を組み合わせることで、口元の印象をさらに良くすることができます。

無料カウンセリングは随時受付中です。あなたに最適な治療プランをご相談ください。理想の笑顔を手に入れ、自信を持って笑える毎日を始めましょう。

<記事監修>

安藤雄基(歯科医師)

あんどう歯科・美容皮フ科

〒466-0014

愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40−9

Googleマップ

平成25年3月 愛知学院大学歯学部卒業

平成25年4月 岐阜県立多治見病院研修医(歯科)

平成27年6月 東海市 小島歯科室 勤務

平成29年6月 名古屋市緑区 オレンジ歯科クリニック 勤務

令和 2年7月 名古屋市中川区 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務