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矯正治療中に口内炎ができやすい原因とは?装置別の対策方法を解説

矯正治療を始めたばかりの頃、こんな経験はありませんか?
「装置をつけてから、口の中に小さな傷みたいなものができて、食事のたびにしみて辛い…」
そう、矯正治療中の口内炎です。小さな炎症のように見えても、食事・会話・歯磨きのたびに痛みが走り、治療へのモチベーションまで下げてしまうことがあります。
実は、矯正治療中の口内炎は非常によくあるトラブルのひとつです。多くの患者さんが経験しており、過度に心配する必要はありません。ただ、原因を正しく理解し、適切に対処することで、痛みを最小限に抑えながら治療を続けることができます。
この記事では、矯正治療中に口内炎ができやすい原因を装置別に解説し、効果的な対策方法・予防法まで詳しくご紹介します。
矯正中の口内炎が気になる方へ
愛知県名古屋市で矯正装置による口内炎について相談したい方は、あんどう歯科・美容皮フ科様までお気軽にご相談ください。
装置の刺激や痛みが気になる方にも向いています。
WEB予約はこちら矯正治療中に口内炎ができやすい理由

矯正治療中は、口の中の環境が大きく変わります。
普段は何もなかった場所に、ブラケットやワイヤー、マウスピースといった異物が入ることで、粘膜への刺激が増えるのです。特に装置をつけたばかりの頃や、ワイヤーを調整した直後は、口内炎ができやすいタイミングといえます。
口内炎の原因は、大きく分けて以下の4つがあります。
- 物理的な刺激…矯正装置が粘膜に擦れることによる傷
- 栄養不足…ビタミンB群・鉄分・亜鉛などの不足
- ストレスや疲労…免疫力の低下による発症
- 口腔内の乾燥…唾液の分泌量が減ることで粘膜が弱くなる
これらが複合的に重なることで、口内炎が繰り返しできやすい状態になります。
カタル性口内炎とアフタ性口内炎の違い
矯正中にできる口内炎には、主に2種類があります。
カタル性口内炎は、矯正装置が粘膜に当たって傷つくことで発生します。粘膜の一部が赤く腫れ、熱を持ったり水ぶくれのようになったりするのが特徴です。装置が当たっている部分を改善すると、数日で治ることがほとんどです。
アフタ性口内炎は、白くて丸い形をしており、周囲が赤く囲まれた状態になります。ストレス・睡眠不足・ビタミンB2などの栄養不足が原因で起きやすく、通常は約10日で自然に治癒します。
矯正治療中は、この2種類が同時に起きることも少なくありません。
【ワイヤー矯正】口内炎ができやすい原因と対策

ワイヤー矯正は、最も口内炎ができやすい矯正装置といわれています。
歯の表面に固定されたブラケットと、そこを通るワイヤーが、食事中や会話の際に唇・頬・舌の粘膜に繰り返し当たります。特に上下の唇の裏側に口内炎ができやすいのが特徴です。
ワイヤー矯正中の主な口内炎の原因
- ブラケットの角が頬の内側に当たる
- ワイヤーの端が飛び出して舌や粘膜を傷つける
- ワイヤー調整後に装置の位置が変わり、新たな摩擦が生じる
- 金属アレルギーによるアレルギー性口内炎(まれなケース)
特に矯正を始めたばかりの頃は、装置が口の中に馴染んでいないため、粘膜への刺激が強くなりやすいです。
ワイヤー矯正中の口内炎対策
矯正用ワックスを活用するのが最も手軽で効果的な方法です。
矯正用ワックスとは、粘土のような素材でできたもので、ブラケットやワイヤーの当たる部分に貼り付けることで、粘膜への摩擦を大幅に減らすことができます。治療を受けている歯科医院で購入できることが多く、普段から予防的に使用することもできます。
それでも改善しない場合は、矯正装置の調整を担当医に相談しましょう。ワイヤーの端が飛び出している場合はカットしてもらえますし、ブラケットの位置を微調整することで摩擦を減らせる場合があります。
「調整してもらうほどのことかな…」と遠慮してしまう患者さんも多いのですが、口内炎が繰り返しできる場合は迷わず相談してください。
【マウスピース矯正】口内炎ができやすい原因と対策

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べると口内炎ができにくいといわれています。
しかし、まったく口内炎ができないわけではありません。マウスピース矯正特有の原因があります。
マウスピース矯正中の主な口内炎の原因
原因①:マウスピースのフチが粘膜を傷つける
マウスピースの縁(フチ)が、唇や頬の粘膜に当たって傷をつけることがあります。特に新しいマウスピースに交換した直後は、フチが鋭くなっていることがあり、口内炎が起きやすいタイミングです。広い範囲にわたって横長の口内炎ができることもあり、強い痛みを伴う場合があります。
原因②:アタッチメントの突起が粘膜を刺激する
マウスピース矯正では、歯に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を取り付けることがあります。マウスピースを装着している間はカバーされますが、外している時間が長いとむき出しのアタッチメントが粘膜を刺激し、口内炎の原因になることがあります。
原因③:ストレスによる免疫力の低下
マウスピース矯正では、1日20時間以上の装着が必要です。飲食のたびに取り外し・洗浄・歯磨きをする必要があり、慣れるまでは精神的な負担になることも。このストレスが免疫力を下げ、アフタ性口内炎を引き起こすことがあります。
マウスピース矯正中の口内炎対策
マウスピースのフチが原因の場合は、歯科医院でフチを研磨・調整してもらうことで改善できます。自己判断でハサミなどを使って切ろうとするのは、マウスピースを変形させる恐れがあるため避けてください。
アタッチメントの刺激が原因の場合は、装着時間をしっかり守ることが最大の対策です。マウスピースを装着している間はアタッチメントがカバーされるため、粘膜への刺激を最小限に抑えられます。
また、マウスピースの装着・管理に慣れてくると、ストレスも自然と軽減されていきます。「当たり前のルーティン」として習慣化できると、精神的な負担も減っていくものです。
口内炎の痛みを和らげる方法

口内炎ができてしまったら、できるだけ早く痛みを和らげたいですよね。
以下の方法を参考にしてみてください。
市販薬を活用する
口内炎用の市販薬には、大きく3種類あります。
- 軟膏タイプ…直接塗布するタイプ。一般的な口内炎に使いやすい
- 貼るタイプ(パッチ)…患部に貼り付けるタイプ。触れると痛い場合に向いている
- スプレータイプ…奥の見えにくい部分にも使いやすい
口内炎の状態や場所に合わせて選ぶのがポイントです。炎症を鎮める成分が含まれており、自然治癒を待つよりも早く改善できる可能性があります。
刺激の少ない食事を心がける
口内炎ができている間は、食事の内容にも気を配りましょう。
カレーやキムチなどの辛い食べ物、レモンなど酸っぱい食べ物、熱い食べ物は口内炎を悪化させる可能性があります。シチュー・リゾット・茶碗蒸し・ヨーグルト・ゼリーなど、とろみがあって刺激の少ない食事がおすすめです。
また、脱水症状を防ぐためにも、水分補給はしっかり行うようにしましょう。
口内炎をむやみに触らない
これは意外と大切なことです。
気になって舌で触ったり、指で確認したりしてしまいがちですが、刺激を加えるとさらに大きくなる可能性があります。痛みが強まるだけでなく、治癒が遅れる原因にもなります。できるだけそっとしておくことが、早期回復への近道です。
矯正中の口内炎を予防するための生活習慣

口内炎は、予防できる部分も多くあります。
日々の生活習慣を少し見直すだけで、口内炎のできやすさが変わってきます。
ビタミン・ミネラルを意識して摂る
粘膜の健康維持に欠かせない栄養素を積極的に摂ることが大切です。
- ビタミンB2…ブロッコリー、納豆、チーズ、レバー、ウナギなど
- ビタミンB6…ささみ、大豆、マグロ、バナナ、アボカドなど
- ビタミンC…トマト、ピーマン、イチゴなどの緑黄色野菜
- 鉄分・亜鉛…赤身肉、牡蠣、ほうれん草など
矯正治療中は装置が邪魔で食事がしにくくなることもあり、栄養バランスが崩れがちです。意識的にバランスの取れた食事を心がけましょう。
丁寧な歯磨きで口腔内を清潔に保つ
口の中が不衛生な状態が続くと、カンジダ菌が増殖し「カンジダ性口内炎」を引き起こすことがあります。矯正装置の周りは汚れが溜まりやすいため、丁寧なブラッシングが特に重要です。
歯間ブラシやデンタルフロスも活用しながら、装置の隙間まで丁寧に磨くようにしましょう。
ストレスを溜めない・睡眠をしっかりとる
ストレスや睡眠不足は免疫力を低下させ、口内炎の発症を促します。
矯正治療は数ヶ月〜数年にわたる長期的な治療です。焦らず、自分のペースで治療を進めることが大切です。定期的な歯科検診を受けながら、担当医と良好なコミュニケーションを保つことも、精神的な安心感につながります。
定期的な歯科検診を受ける
口内炎が繰り返しできる場合や、2週間以上治らない場合は、自己判断せず早めに歯科医院を受診してください。
担当医に相談することで、矯正装置の調整や口内炎の原因特定、適切な治療を受けることができます。また、まれに口内炎に見えて別の疾患が隠れているケースもあるため、長引く場合は必ず専門家に診てもらいましょう。
名古屋市昭和区でマウスピース矯正を検討している方へ
矯正治療中の口内炎は、正しい知識と対策があれば、多くの場合コントロールできます。
ただ、「どの装置が自分に合っているか」「口内炎が繰り返しできて辛い」といったお悩みは、やはり専門家に相談するのが一番です。
名古屋市昭和区のあんどう歯科・美容皮フ科では、透明で目立ちにくいマウスピース矯正を中心に、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの矯正治療を提供しています。荒畑駅・御器所駅から徒歩圏内という立地で、駐車場も完備しているため通院しやすい環境が整っています。
当院の特徴は、歯科と美容皮膚科を併設した複合型クリニックであること。歯並びを整えるだけでなく、横顔のEラインやスマイルラインの改善など、顔全体の印象改善まで視野に入れた治療を提案できます。口元と肌の両面から美しさを引き出す、総合的なアプローチが可能です。
カウンセリングを重視しており、治療前に患者さんの不安や疑問を丁寧に解消したうえで治療を進めます。完全予約制のため待ち時間も少なく、安心して矯正治療を受けていただける環境です。
「歯並びを整えることは、顔の印象を変えることでもある。」
矯正治療によって口元の突出感が改善されると、横顔のラインが整い、小顔効果や若々しい印象を得られる可能性があります。美容医療との併用により、より理想的なフェイスラインを目指すことも可能です。
「矯正中の口内炎が心配」「マウスピース矯正について詳しく聞きたい」という方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
まとめ
矯正治療中の口内炎は、多くの方が経験するトラブルです。
原因を正しく理解し、装置に合った対策を取ることで、痛みを最小限に抑えながら治療を続けることができます。
- ワイヤー矯正では矯正用ワックスの活用と装置の調整が有効
- マウスピース矯正では装着時間を守ることとフチの調整が重要
- 栄養バランス・口腔内の清潔・十分な睡眠が口内炎予防の基本
- 2週間以上治らない場合や繰り返す場合は、早めに歯科医院へ相談を
矯正治療は長い旅です。口内炎のような小さなトラブルも、一人で抱え込まずに担当医に相談しながら、無理なく続けていきましょう。
名古屋市昭和区でマウスピース矯正や矯正治療のご相談は、あんどう歯科・美容皮フ科へお気軽にどうぞ。カウンセリングのご予約は、お電話またはWEBからお申し込みいただけます。
<記事監修>

安藤雄基(歯科医師)
〒466-0014
愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40−9
平成25年3月 愛知学院大学歯学部卒業
平成25年4月 岐阜県立多治見病院研修医(歯科)
平成27年6月 東海市 小島歯科室 勤務
平成29年6月 名古屋市緑区 オレンジ歯科クリニック 勤務
令和 2年7月 名古屋市中川区 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務