セラミック治療を長持ちさせる6つの習慣|寿命を延ばす正しいケア方法

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セラミック治療を長持ちさせる6つの習慣|寿命を延ばす正しいケア方法

セラミック治療を受けた後、「せっかく高い費用をかけたのだから、できるだけ長く使いたい」と思われる方は多いのではないでしょうか。

セラミックは審美性と機能性に優れた素材ですが、適切なケアを怠ると寿命が短くなってしまいます。一般的にセラミックは10年以上長持ちすると言われていますが、保険診療の銀歯が約5年程度であることを考えると、その耐久性の高さがわかります。

この記事では、セラミック治療を10年以上美しく保つための6つの習慣と、日常的に実践できる正しいケア方法をご紹介します。毎日のセルフケアから定期的なメンテナンスまで、具体的な方法を解説していきます。

セラミック治療が長持ちする理由

セラミック治療が保険診療の銀歯よりも長持ちする理由は、素材そのものの特性にあります。

まず、セラミックの表面は非常に滑らかで、汚れが付着しにくい構造になっています。銀歯の表面には細かい傷ができやすく、その隙間に汚れが入り込んでしまいますが、セラミックはツルツルにコーティングされているため、プラークなどの汚れが停滞しにくいのです。

また、銀歯は時間が経つと口の中で劣化し、歯との間にすき間ができてきます。そこに汚れがたまって虫歯ができるのです。一方、セラミックは口の中に長期間入っても安定し、劣化することがほぼありません。

さらに、セラミックのつめ物・かぶせ物を作る際は、変形の少ない型取りの材料や、口の中で劣化して隙間にならない接着剤などを使用します。その分、出来上がってきたものもピッタリと入り、精度の高いものとなります。精度の高いものの方が当然、虫歯になりづらく長持ちすることにもつながります。

セラミックの平均寿命

セラミックの歯は、一般的に10~15年程度の寿命があると言われています。

中には20年以上使用できるケースもあり、しっかりとしたケアを行えば長期的に機能を維持できます。一方で、保険適用の銀歯は約5~7年程度の寿命が一般的です。この比較からも、セラミック治療の耐久性の高さがうかがえます。

ただし、セラミックといえども人工物である以上、一生使えると言い切れません。その方のお口の中の状態やケアの仕方によっても寿命は変わってきます。

習慣1:毎日の丁寧な口腔ケア

セラミックを長持ちさせる最も基本的な習慣は、毎日の丁寧な口腔ケアです。

いくら虫歯になりづらいセラミックといえども、長い間お口の中に汚れが停滞すると、セラミックと歯の隙間から虫歯になってしまい、つめ物やかぶせ物のやりかえが必要になってしまいます。日々の歯磨きなど口腔ケアを丁寧に行うことでお口のトラブルを予防することができ、セラミックの寿命を長くすることにもつながります。

正しい歯磨きの方法

毎日の歯磨きでは、柔らかめの歯ブラシを使い、歯と歯茎の境目を優しく磨くことがポイントです。

硬い歯ブラシは、セラミックの表面を傷つけたり、歯茎を痛めたりする可能性があります。特にセラミックと歯の境目は、プラークなどの汚れが溜まりやすいので、特に念入りにケアする必要があります。

虫歯の原因となるプラークを取り除くことで、虫歯の再発(二次カリエス)が予防できるようになります。

フロスや歯間ブラシの活用

いつもの歯磨きに加えて、フロスなどの補助器具も使用しましょう。

デンタルフロスや歯間ブラシを活用して、歯とセラミックの隙間に残る汚れをしっかり除去することが大切です。歯ブラシだけでは落としきれない汚れを取り除くことで、より確実に虫歯や歯周病を予防できます。

習慣2:歯ぎしり・食いしばり対策

セラミックは陶器と呼ばれるお茶碗などで使用される材料からできています。

セラミックは強度の高いものですが、強い衝撃が加わると割れたり欠けたりしてしまうことがあります。歯ぎしりや歯の食いしばりを繰り返し行っていると破損することがあるため、注意が必要です。

歯ぎしりに気づくサイン

夜間の歯ぎしりをされる方や日中も噛む癖がある方(TCH)は特に注意が必要です。

就寝中や何かに集中している時など、無意識に行っている方も多くいらっしゃいます。朝起きた時に顎が疲れている、歯が削れている、頭痛がするなどの症状がある場合は、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。

ナイトガードの使用

無意識に歯ぎしりや、歯の食いしばりをしてしまう方には、セラミックやご自身の歯を守るために、ナイトガードの使用がおすすめです。

ナイトガード(マウスピース)の使用は、セラミックを守る効果的な手段です。歯にかかる力のストレスを軽減させることでセラミックの寿命も長くなります。就寝時にマウスピースを装着することで、セラミックに過度な力がかかるのを防ぐことができます。

習慣3:定期的な歯科検診とメンテナンス

ご自宅でのブラッシングなどのケアをしっかり行うことも大切ですが、それと並行して歯科医院で定期メンテナンスを受けることでより確実に二次カリエスが予防できるようになります。

セルフケアだけではどうしても磨き残しが生じてしまいますので、それを歯科医院の定期メンテナンスで取り除いてもらって、お口を清潔な状態に保つようにしましょう。

定期検診のタイミング

3~6か月に1回の検診では、セラミックの状態や噛み合わせのチェックを行います。

また、普段の歯磨きでは落としきれない歯石や汚れを除去し、虫歯や歯周病を予防します。ご自身の歯を生涯にわたって健康で長持ちさせるためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、虫歯や歯周病の「予防」をすることが重要になってきます。

プロフェッショナルケアの重要性

普段の歯ブラシだけでは落とすことのできない汚れを専用の機器で取り除いたり、かみ合わせのチェックなどを行うことで、セラミックのみならず歯の健康寿命を長いものにしてくれます。

定期的なメンテナンスで口腔内全体を健康に保つことも大切です。当院では、デンタルクリーニングのメニューを用意しております。セラミックにも使える「エアフロー」を使用しておりますので、安心してお口の中全体のクリーニングが行えます。

習慣4:硬い食べ物への注意

セラミックには「汚れが付着しにくい」「二次カリエスの予防に効果的」などの特徴がありますが、「強い衝撃を受けると破損する恐れがある」という注意点もあります。

できるだけ硬いものを控えることが、セラミックを長持ちさせるポイントの一つです。氷や硬いキャンディー、ナッツ類など、極端に硬い食べ物を噛む際には注意が必要です。

避けるべき行為

瓶ビールを歯で開けるなど、歯を道具として使う行為は絶対に避けましょう。

また、転倒などの事故によってセラミックが破損することもあります。スポーツをする際には、マウスガードの使用を検討することも大切です。

食事の工夫

硬い食べ物を食べる際は、セラミックが入っていない側の歯で噛むなど、工夫することで破損のリスクを減らすことができます。

ただし、極端に片側だけで噛み続けると、噛み合わせのバランスが崩れる可能性があるため、バランスよく噛むことを心がけましょう。

習慣5:適切な素材選択と精密治療

セラミック治療の寿命は、使用する素材や施術技術によって大きく異なります。

素材による寿命の違い

オールセラミックは審美性が高く、主に前歯に使用され、平均寿命は10~15年程度です。ジルコニアは強度が高く、奥歯に適しており、寿命は15~20年とさらに長持ちします。e.maxは審美性と耐久性のバランスが良く、寿命は10~15年程度です。

当院では、マイクロスコープ・拡大鏡による精密治療を実施し、歯の形・色・長さ・噛み合わせまで総合的に設計します。歯科技工士と連携することで高い再現性(色・透明感)を実現し、顔全体のバランスを考慮した審美設計を行います。

精密治療の重要性

高度な治療が可能な歯科院で虫歯治療をすることも、セラミックを長持ちさせるポイントです。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などの高性能な機器を使って精密な治療を行うことで、補綴物と歯の段差が生じにくくなり、二次カリエスのリスクが低減できるようになります。歯科医師の技術力や、歯科技工士による精密な製作が寿命を左右します。セラミックの精度が高いほど、歯との適合性が良く、長期間使用することが可能です。

習慣6:歯周病予防とセラミックの関係

被せ物や詰め物の素材によって、歯周病のリスクに差が出てきます。

セラミックは汚れが付きにくく細菌の集まりであるプラークも停滞しにくいので清潔に保ちやすいのも特徴ですが、セラミックだからといって、歯周病を予防できるわけではありません。不十分な歯磨きなどによって汚れがたまると、細菌の集まり(プラーク)ができ、歯ぐきに炎症が起こります。これが歯周病の始まりです。

歯周病がセラミックに与える影響

歯周病は痛みがないことがほとんどなので、気づかないうちに進行して骨を溶かし、歯を失う可能性があります。

セラミックも自分の歯と同じように大切にケアすることが重要です。「セラミックを入れたので、治療は終わり」とお考えにならず、虫歯治療は終わりましたが次は定期メンテナンスの始まりと考えて、セルフケア(ブラッシングなど)とプロフェッショナルケア(定期メンテナンス)を継続するようにしましょう。

フッ素塗布の活用

歯質を強化して虫歯になりにくくする効果があるフッ素を歯の表面に塗布する予防方法を、フッ素塗布と言います。

これを定期的に受けることで二次カリエスの予防が可能になります。歯科医院でフッ素塗布を受けるだけでなく、フッ素入りの歯磨き粉や洗口液を普段のケアに取り入れるのもおすすめです。

セラミック治療の寿命を短くする原因

セラミックの寿命は以下の行為で短くなってしまいます。

歯ぎしりや歯の食いしばりは、セラミックに過度な力をかけ、寿命を縮める原因となります。硬い歯ブラシの使用も、セラミックの表面を傷つける可能性があります。瓶ビールを歯で開けるなど、歯を道具として使う行為や、転倒などの事故も破損の原因となります。

セラミックは欠けたり割れたりしなければ半永久的に使うことができます。しかし、これらの行為を繰り返し行っていると破損することがあります。就寝中や何かに集中している時など、無意識に行っている方は要注意です。

まとめ:セラミック治療を長く美しく保つために

セラミック治療を10年以上長持ちさせるためには、日々の丁寧なケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。

毎日の正しい歯磨きとフロスの使用、歯ぎしり・食いしばり対策としてのナイトガード使用、3~6か月に1回の定期検診、硬い食べ物への注意、適切な素材選択と精密治療、そして歯周病予防。これら6つの習慣を実践することで、セラミックの寿命を最大限に延ばすことができます。

セラミックが長持ちしやすい素材であることは確かですが、より長く安心してお使いいただくためには、患者様ご自身の努力と歯科医院での定期的なサポートが必要です。セラミックをするにあたり長くもたせたいと思う気持ちは患者様も歯科医師も同じです。

あんどう歯科・美容皮フ科では、マイクロスコープを用いた精密治療と審美設計により、自然で美しい仕上がりと高い機能性を両立したセラミック治療を提供しています。オールセラミック・ジルコニア・e.maxなど多様な素材から最適な治療を提案し、顔全体のバランスまで考慮したオーダーメイド治療が特徴です。

セラミック治療をした歯も、大切な天然歯も、長くきれいに保てるように一緒にがんばりましょう。不安なことや少しでも気になることがある方は、お気軽にご相談ください。すべて個室でリラックスして治療を受けられる環境が整っており、小さいお子さまからご年配の方までそれぞれに合った治療計画と痛みのない丁寧な治療を提供しています。

あんどう歯科・美容皮フ科

名古屋市昭和区(荒畑駅徒歩2分、御器所駅徒歩圏)

セラミック被せ物:約6万円

セラミック詰め物:約5万円

歯科医師と皮膚科医師が常駐し、歯科と美容医療を一体的にサポートするトータル審美クリニックです。

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<記事監修>

安藤雄基(歯科医師)

あんどう歯科・美容皮フ科

〒466-0014

愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40−9

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平成25年3月 愛知学院大学歯学部卒業

平成25年4月 岐阜県立多治見病院研修医(歯科)

平成27年6月 東海市 小島歯科室 勤務

平成29年6月 名古屋市緑区 オレンジ歯科クリニック 勤務

令和 2年7月 名古屋市中川区 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務