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ラミネートベニアで削る量は何ミリ?不安を解消する処置範囲ガイド

ラミネートベニアの削る量が気になるあなたへ
前歯の見た目を美しく整えたい。
そう考えてラミネートベニアを検討しているけれど、「歯を削る」と聞いて不安になっていませんか?
歯は一度削ると元に戻せません。だからこそ、どれくらい削るのか、削ることでどんなリスクがあるのか、事前にしっかり理解しておくことが大切です。ラミネートベニアは審美歯科治療の中でも人気の高い方法ですが、削る量や範囲について正確な情報を知らないまま治療を受けてしまうと、後悔につながる可能性もあります。
この記事では、ラミネートベニアで削る量の詳細や削ることで生じるリスク、そして歯をほぼ削らない新しいラミネートベニアの方法まで、あなたの不安を解消するための情報を徹底的に解説します。
従来のラミネートベニアで削る量は0.6〜1.5mm
一般的な従来のラミネートベニアでは、歯の表面を0.6〜1.5mm削る必要があります。
なぜこれだけ削るのか?
理由は大きく分けて2つあります。1つ目は、薄いセラミック製のベニアを歯と強力に接着させるため。歯の表面を削ることで接着面積を確保し、ベニアがしっかりと固定されるようにするのです。2つ目は、違和感のない自然な仕上がりにするため。ラミネートベニアには厚みがあるため、その分だけ歯の表面を削らないと、仕上がりが厚ぼったくなってしまいます。
0.6〜1.5mmという数値は、歯のエナメル質の範囲内で削る量です。エナメル質は歯の最も外側にある硬い層で、通常は約1〜2mm程度の厚さがあります。従来のラミネートベニアは、このエナメル質の範囲内で歯を削ることで、神経に近い象牙質まで到達しないように配慮されています。
ただし、エナメル質の厚さには個人差があります。もともとエナメル質が薄い方の場合、0.6〜1.5mm削ることで象牙質に近づいてしまい、知覚過敏などのリスクが高まる可能性があるのです。

削る範囲は歯の表面全体
ラミネートベニアでは、歯の表面を全体的に削ります。
前歯の見える部分(唇側面)を中心に、歯の先端部分や歯と歯の接触部分(コンタクト)まで含めて削ることが一般的です。これにより、ベニアを装着したときに違和感のない自然な形態を実現できます。
削る範囲が広いからこそ、施術前には歯科医師との丁寧なカウンセリングが欠かせません。どの部分をどれだけ削るのか、仕上がりのイメージはどうなるのか、事前にしっかり確認しておきましょう。
歯を削ることで生じる4つのリスク
従来のラミネートベニアで歯を削ると、いくつかのリスクが伴います。
これらのリスクを理解しておくことで、治療を受けるかどうかの判断材料になります。
1. 元に戻せない
一度削った歯は、元には戻せません。
歯は骨のように自然に再生することはないため、削ってしまった部分は永久に失われます。もしラミネートベニアの仕上がりに満足できなかったとしても、削った歯を元の状態に戻すことはできないのです。
だからこそ、治療前には慎重な検討が必要です。
2. 知覚過敏のリスク
歯を削ることで、知覚過敏が起こる可能性があります。
知覚過敏とは、冷たいものや熱いものなどの刺激が神経に伝わりやすくなり、痛みを感じる状態です。歯の内側には歯髄という神経があり、通常はエナメル質が覆っているため刺激が神経に伝わることはありません。しかし、エナメル質が薄くなっている場合、歯を削るとさらに薄くなり、神経に刺激が伝わりやすくなるのです。
多くの場合は一時的な症状で済みますが、接着が不十分だったり経年劣化で隙間ができたりすると、知覚過敏が長期化することもあります。
3. 虫歯や歯周病のリスク
歯を削ると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
エナメル質はバリア機能の役割を持っており、細菌の侵入を防いでいます。削ることでエナメル質が薄くなると、細菌の影響を受けやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが上がるのです。
ラミネートベニアを装着した後も、丁寧な口腔ケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。
4. 歯が弱くなる可能性
歯を大幅に削ることで、歯が弱くなる可能性があります。
ラミネートベニアを装着しても違和感がないようにするため、歯の表面を全体的に削ります。通常は薄く削るだけなので問題はありませんが、エナメル質が薄くなっている場合、削ることでさらに歯が薄くなり、強度が低下する場合があるのです。

削らないラミネートベニアという選択肢
従来のラミネートベニアが歯を削るのに対し、歯をほぼ削らないラミネートベニアも存在します。
削らないラミネートベニアとは、天然歯を削らずに接着するラミネートベニアのことです。耐久性がある特殊なセラミックで作成するため、薄く作ることができ、歯をほぼ削らずに済むのです。
削らないラミネートベニアの3つのメリット
1. 歯をほぼ削らないため、元に戻すことが可能
削らないラミネートベニアの最大のメリットは、元に戻せることです。歯をほぼ削らないため、もし仕上がりに満足できなかったり、将来的にベニアを外したくなったりした場合でも、歯を元の状態に近い形で保つことができます。
2. 虫歯や知覚過敏などの口腔リスクが少ない
歯を削らないため、虫歯や知覚過敏などのリスクが大幅に軽減されます。エナメル質を温存できるため、バリア機能が保たれ、細菌の侵入を防ぐことができるのです。
3. エナメル質が温存できるため、歯の健康の持続が期待できる
エナメル質を削らないことで、歯の健康を長期的に維持できる可能性が高まります。歯の強度が保たれるため、将来的な歯のトラブルを予防する効果も期待できます。
削らないラミネートベニアの切削量
削らないラミネートベニアでは、基本的に歯を削りません。
ただし、ケースによっては、ほんの少しだけ削ったり一部分だけ削ったりして行うこともできます。例えば、歯の表面に凹凸がある場合や、より自然な仕上がりを目指す場合には、最小限の切削を行うことがあります。
それでも、従来のラミネートベニアと比べると削る量は圧倒的に少なく、歯の健康を守りながら美しい見た目を手に入れることができます。

ラミネートベニアの寿命と破損リスク
ラミネートベニアの平均寿命は10年〜20年ほどと言われています。
近年のラミネートベニアで使われる接着材は、強度が改善され品質が向上しました。また、人工歯の素材であるセラミックの耐久性や強度は天然歯とほぼ同じです。しかし、薄い素材を歯につけているだけであることには変わりがないため、大きな負荷がかかり続けると徐々に劣化していきます。
ラミネートベニアの寿命は、接着材の粘着力の低下に伴う劣化が主な原因です。施術から5年ほどで接着剤の劣化が始まるため、施術後3年が経過すると定期的なメンテナンスが必要になります。
破損しやすいケース
大きな負荷や衝撃を与えなければ、施術に問題がない限りラミネートベニアが剥がれてしまうことはありません。
しかし、ラミネートベニアは天然歯に接着させたセラミックには違いないため、強い負荷や衝撃により破損することは十分にあり得ます。破損する主な理由は、就寝中の歯ぎしりの強い負荷や、硬い食べ物を日常的に食べる場合の歯にかかる衝撃です。
歯ぎしりをする方
普段から歯ぎしりをするくせがある方は、ヒビが入り破損につながる可能性が高く、特に無意識に行っている就寝中の歯ぎしりには注意が必要です。就寝中の歯ぎしりについては普段自分で気がつくことは難しいため、心配な方は家族やパートナーに確認してみるといいでしょう。
硬い食べ物を日常的に食べる方
硬い食べ物を好んで食べる方は、強い力が加わった時にラミネートベニアが割れる可能性があります。特に前歯の施術をした後は、硬い食べ物を前歯で噛んだ時に取れてしまうことが多いため注意が必要です。

ラミネートベニアの費用相場と賢い選び方
ラミネートベニアは保険適用外の自由診療になるため、費用が気になる方も多いでしょう。
一般的な相場は歯1本につき10万円〜15万円です。歯科医院によってはこれよりも安い価格でラミネートベニアを装着できることもありますが、あまり安価なものを選ぶことはおすすめできません。
低価格のラミネートベニアに注意
歯科医院によっては10万円未満の安価なラミネートベニアを扱っているところがあります。
ラミネートベニアは歯を削る量を少なくしたり、素材を極限まで薄くすることで材料費を抑えることができますが、費用を抑えるために素材を薄くしてしまうとヒビが入ったり割れたりなどの破損につながります。耐久性が高く長持ちすると言われているラミネートベニアですが、品質が悪いものだとその分劣化も早くなります。
低価格のラミネートベニアを検討する場合は、品質が落ちないかどうか耐久性に問題はないかなど歯科医師によく確認を行い納得した上で治療した方が良いでしょう。
素材選びのポイント
ラミネートベニアには主に2種類の素材があります。e.maxとジルコニアセラミックです。
e.maxは透明感と自然な色味が特徴で、まるで天然歯のような美しい仕上がりになります。一方、ジルコニアは強度に優れており、土台の変色が気になる方に適しています。
単純に安い素材を選べばいいというわけではありません。例えば、強い歯ぎしりがある方がe.maxを選ぶと、割れるリスクが高まります。そうなると再治療が必要になり、かえって費用がかさむことになります。
あなたの口腔内状態に最適な素材を選ぶことが、長期的に見れば最も経済的です。カウンセリングでは遠慮なく「予算を抑えたい」と伝え、自分の状態に合った最適な素材を相談しましょう。

名古屋市昭和区で削らないラミネートベニアを検討するなら
名古屋市昭和区で審美歯科治療を検討している方は、歯の色や形だけでなく、顔全体のバランスまで考慮した治療を選ぶことが重要です。
あんどう歯科・美容皮フ科では、セラミック治療やホワイトニングを通じて、自然で美しい口元を目指した治療を提供しています。審美歯科は単に歯を白くするだけでなく、歯の形や並び、口元の印象を整えることで、笑顔全体の美しさを引き出す治療です。
当院では歯科と美容皮膚科を併設しているため、口元と肌の両面から総合的な美しさをサポートすることが可能です。歯の色や形を整えることで口元の印象が改善されると、顔全体が明るく若々しい印象になります。さらに美容皮膚科と併用することで、肌質改善やエイジングケアと組み合わせたトータルな美しさを目指すことができます。
丁寧なカウンセリングと個別プラン
あんどう歯科・美容皮フ科では、事前のカウンセリングを重視し、患者様一人ひとりの希望やお悩みに合わせた最適な治療プランを提案しています。
完全予約制で落ち着いた環境の中、安心して審美歯科治療を受けることができます。「歯の黄ばみが気になる」「銀歯が目立つ」「笑顔に自信が持てない」といったお悩みは、審美歯科治療によって改善が期待できます。特に前歯の印象は顔全体の印象を大きく左右するため、早期の相談が重要です。
名古屋市昭和区(荒畑駅徒歩2分・御器所駅圏)という好立地にあり、通院しやすい環境も整っています。
まとめ:削る量を理解して安心の治療選択を
ラミネートベニアで削る量は、従来の方法では0.6〜1.5mmが一般的です。
歯を削ることで、元に戻せない、知覚過敏のリスク、虫歯や歯周病のリスク、歯が弱くなる可能性といったリスクが伴います。しかし、歯をほぼ削らないラミネートベニアという選択肢もあり、こちらは歯の健康を守りながら美しい見た目を手に入れることができます。
削らないラミネートベニアは、元に戻すことが可能で、虫歯や知覚過敏などの口腔リスクが少なく、エナメル質が温存できるため歯の健康の持続が期待できます。
ラミネートベニアの費用相場は1本あたり10万円〜15万円ですが、低価格のものは品質や耐久性に問題がある場合があるため注意が必要です。素材選びも重要で、e.maxは透明感と自然な色味が特徴、ジルコニアは強度に優れています。あなたの口腔内状態に最適な素材を選ぶことが、長期的に見れば最も経済的です。
名古屋市昭和区で審美歯科治療を検討している方は、歯・肌・顔全体の美しさを総合的に提案する「トータルフェイストリートメント」を提供するあんどう歯科・美容皮フ科にご相談ください。丁寧なカウンセリングと個別プランで、あなたの理想の笑顔を実現します。
歯を削る量やリスクを正しく理解し、自分に合った治療法を選ぶことで、後悔のない審美歯科治療を受けることができます。まずは信頼できる歯科医師に相談し、あなたの不安を解消してください。
<記事監修>

安藤雄基(歯科医師)
〒466-0014
愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40−9
平成25年3月 愛知学院大学歯学部卒業
平成25年4月 岐阜県立多治見病院研修医(歯科)
平成27年6月 東海市 小島歯科室 勤務
平成29年6月 名古屋市緑区 オレンジ歯科クリニック 勤務
令和 2年7月 名古屋市中川区 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック 勤務